2026年06月04日

奇颶入梅

京都・真如堂本堂の扁額と満開の菩提樹の花

台風一過

昨日早朝、近畿南部に上陸して東へと走り去った台風6号。

昭和26(1951)年の統計開始以降、4番目という早期上陸となったが、その珍しい存在は、ここ京都市街東部でも強い風雨を齎した。

準備していたこともあり、幸い個人的に被害はなかったが、一つ気になっていたことがあった。それは、台風襲来前に偶然開花を目にしていた、珍しい花のことであった。

その花は菩提樹。同じ市街東部の寺の境内で枝を広げる立派な樹の花で、元来花期が短いこともあり、満開への影響を気にしていたのである。

そのため今日日没前に見に行ったが、結果は写真の通りであった。正に満開。写真は枝先のみだが、樹全体が同様で、完璧な盛況を見せていた。

長く強い風雨に耐えて、短い花期とその盛りを守ったのである。細やかな事象ながら、一安心。


京都・真如堂境内奥にある紫陽花園の入口部分の紫陽花と咲き始めたその花
菩提樹がある寺の境内には、この様に紫陽花の園もあった。ただ、こちらはまだ咲き始めたばかり


京都・真如堂境内奥にある紫陽花園の青い紫陽花の花
寺の紫陽花園の青い花。園内には様々な種・色の紫陽花が植えられている


京都・真如堂境内奥にある紫陽花園の白い紫陽花の花
こちらも同じく寺の紫陽花園にて。白い花だが、色や種にかかわらず、陽当たりの良い場所から咲き始めているように思われた


京都・真如堂の墓地の奥に聳える愛宕山と雲多い梅雨入り空
京盆地を覆う梅雨入り空と西方彼方にはだかる愛宕山

曇天のまま

そういえば、今日ここ近畿地方の梅雨入りが発表された。

台風一過のため、少しは乾いた風と陽射しが現れるかと思ったが、意外にも雨後の曇天のまま、雨期入りとなったのである。

それでも、今年の梅雨入りは平年より2日早いだけの正常値といえるものであり、やはり台風襲来の方が特殊な事といえた。

とまれ、今年もいよいよ梅雨入り。また大雨や湿暑の難儀が案じられたが、毎年の事なので致し方なし。

菩提樹のように逞しく、紫陽花のように適応して遣り過す他あるまい。


京都・神楽岡錦鱗館屋根上に見えた大文字山とその上を覆う梅雨空
京都市街東郊の大文字山(如意ケ嶽)上空の雲も厚い。この後、雨が降り始め、暗くなると共に本降りとなった。梅雨入りらしい一日の終りか。因みに近隣の蛍は台風前から姿を消し、この夜も無し

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 逍遥雑記