
雨後の再観桜
今日は火曜ながら祝日。そう旧天長節、昭和の日である。先日、近山奥の桜花を堪能したが、今日は人を案内して再度観桜に行くこととなった。
実は先日、私が桜や奥山の話をした麓集落の知人に、機会あれば来年にでも連れて行って欲しいと頼まれたが、折角なので、花がある早めに行くこととしたのである。
本来は好天続きの日曜辺りが良かったが、連絡がつかず今日となった。残念ながらその後纏まった雨があったが、果たして花具合は如何(いかん)。
上掲写真 谷川うちの岩肌につく無数の桜の花弁。帰路の沢筋にて。

待ち合せ場所で知人と合流後、登山地点に進み、徒歩行を始める。雨の所為か、前回から3日しか経っていないにもかかわらず、山中では一気に新緑度合が進んでいた

そして、大桜。一見花があるようにも見えるが……

大桜の梢を見ると、やはり花は殆ど無くなり葉桜となっていた。本降り的雨ではあったが、これほど急に散るのは、やはり先日が満開だった証左とも思われた

桜に代り、見頃を迎えていたヤマツツジ。花は残念だったが、その場所や谷なかの貴重な天然林を知人に紹介することが出来た。知人は地元の人ながら、これまで奥山に入ったことがなかったらしい。これを機に古里の自然・地理への理解を深めてもらいたいと切に思った

そして、折角なので、山上の眺望も体験してもらう。生憎の曇天で、風もあり寒かったが、一先ず知ってもらえて良かった

これは下山中の一景。沢沿いの岩上に桜樹が根を張り花を咲かせている。先日新発見した満開の桜樹は雨で散っていたが、これはまだ少し花を保っていた。最初の写真はこの樹が散らした花である。花台に載ったような珍しい桜の姿に、知人も感心

そして、下山。知人及びその家の人とまた麓集落にて長く四方山話に。その際、案内の御礼的に筍御飯を頂いた。有難い山の幸に感謝
花無くも有意義に
残念ながら桜の盛りには間に合わなかったが、一先ずは、知人に身近な山を知ってもらう有意義な山行となった。
皆さんのご協力に感謝、お疲れ様でした!