2025年04月29日

奥山観桜(三)

雲取山三ノ谷の沢うちの岩肌につく無数の桜の花弁

雨後の再観桜

今日は火曜ながら祝日。そう旧天長節、昭和の日である。先日、近山奥の桜花を堪能したが、今日は人を案内して再度観桜に行くこととなった。

実は先日、私が桜や奥山の話をした麓集落の知人に、機会あれば来年にでも連れて行って欲しいと頼まれたが、折角なので、花がある早めに行くこととしたのである。

本来は好天続きの日曜辺りが良かったが、連絡がつかず今日となった。残念ながらその後纏まった雨があったが、果たして花具合は如何(いかん)。


上掲写真 谷川うちの岩肌につく無数の桜の花弁。帰路の沢筋にて。


まとまった雨で一気に新緑が進む京都雲取山下の灰屋川渓谷
待ち合せ場所で知人と合流後、登山地点に進み、徒歩行を始める。雨の所為か、前回から3日しか経っていないにもかかわらず、山中では一気に新緑度合が進んでいた


葉桜と化した京都北山南部奥に佇む桜大樹
そして、大桜。一見花があるようにも見えるが……


葉桜と化した京都北山南部奥に佇む桜大樹
大桜の梢を見ると、やはり花は殆ど無くなり葉桜となっていた。本降り的雨ではあったが、これほど急に散るのは、やはり先日が満開だった証左とも思われた


桜に代り見頃を迎えていた京都北山南部奥のヤマツツジ
桜に代り、見頃を迎えていたヤマツツジ。花は残念だったが、その場所や谷なかの貴重な天然林を知人に紹介することが出来た。知人は地元の人ながら、これまで奥山に入ったことがなかったらしい。これを機に古里の自然・地理への理解を深めてもらいたいと切に思った


京都北山雲取北峰からみた地蔵杉山を始めとする丹波高地の山々や比良山脈等
そして、折角なので、山上の眺望も体験してもらう。生憎の曇天で、風もあり寒かったが、一先ず知ってもらえて良かった


岩上に根を張り花を咲かせる、京都雲取山麓の桜
これは下山中の一景。沢沿いの岩上に桜樹が根を張り花を咲かせている。先日新発見した満開の桜樹は雨で散っていたが、これはまだ少し花を保っていた。最初の写真はこの樹が散らした花である。花台に載ったような珍しい桜の姿に、知人も感心


京都北山の集落の知人に頂いた筍御飯
そして、下山。知人及びその家の人とまた麓集落にて長く四方山話に。その際、案内の御礼的に筍御飯を頂いた。有難い山の幸に感謝

花無くも有意義に

残念ながら桜の盛りには間に合わなかったが、一先ずは、知人に身近な山を知ってもらう有意義な山行となった。

皆さんのご協力に感謝、お疲れ様でした!

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山会