2010年07月26日

夏月納涼

逍遥雑記「賀茂川,夕涼,満月,土用の丑,夜の荒神橋,夜の今出川橋」

月下の賀茂河岸に涼む

夜半、下がらない気温に耐えかね涼みに出た。向かったのは近所の賀茂川河岸。折しも大潮、満月の晩を迎えていたので、ちょっとした月見も兼ねて、であった。

実は、河原への夕涼みは夏の間よく行っている。家には空調が有るが、極力それらの「不自然」を避ける為、仕事時以外は使わない、という事情もあった。だが、結局の所、家でじっとしていることが難しい、一所不在的性質が大きく作用しているという気がしないでもない(笑)。


上掲写真: ナトリウム灯火輝く賀茂川「荒神橋」。北の今出川と南の丸太町の2大路間にある小橋と見做される地味な存在だが、嘗ては都と西近江路を繋ぐ要路「志賀越道」の起点であったという由緒をもつ。


逍遥雑記「賀茂川,夕涼,満月,土用の丑,夜の荒神橋,夜の今出川橋」

ナトリウム灯を反す賀茂の水面。

画面中央より少し上の部分を横切る影は渡河用の飛石である。先日まで水没していたが、今日は普段通りの姿となっていた。梅雨の豪雨の影響が漸く収まったようである。

さて、納涼に訪れた賀茂の河岸。穏やかな気色ではあったが、あまり涼しさは感じられなかった。22時時点での京都市内の気温は30度弱だったので、致し方あるまいか……。


逍遥雑記「賀茂川,夕涼,満月,土用の丑,夜の荒神橋,夜の今出川橋」

人工の灯火とは異なり、橋上より静かに光を注ぐ満月。

空気中の水分に因るか、少し朧さがあったが、この通りの姿であった。こちらも気色だけは涼しいのであるが……。


逍遥雑記「賀茂川,夕涼,満月,土用の丑,夜の荒神橋,夜の今出川橋」

最初の写真とは逆方向の、北は今出川通方面を見る。

一月程前は蛍で賑わった場所。今は夏宵の、どこか高揚感ある特有の静けさに包まれている。


逍遥雑記「賀茂川,夕涼,満月,土用の丑,夜の荒神橋,夜の今出川橋」

今出川橋拡大。

荒神橋より交通量が多いので、スローシャッターでは諸車の光跡が強く印された。

あまり効果を得られぬ河岸での涼みであったが、日付が変わる頃から涼風が川面を下り始めた。待ち望んだ状況ではあったが、明日のこともあるので、程なく撤収。家がある街なかも、少し涼しくなってくれればいいが……。
posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 逍遥雑記