2019年08月31日

2019芹生避暑泊

茅葺民家(屋根は金属板で隠蔽)と北山杉ある典型的な京都・北山風情を見せる芹生集落の一景

「台風の年」前年以来の京都北山泊

盛夏の象徴的期間である8月も今日で終り。

諸般の都合により遅れ馳せながら避暑に出かけた。とは言え、京都市街東部のうちから車輌で1時間もかからない近場の山里であった。

場所は、京都市街北部の芹生(せりょう・せりう)。京都盆地北縁に連なる北山山地(丹波高地)の標高600m超える山中にある高位集落であった。

盛夏でも驚くほど涼しいここでの避暑は、ここ数年恒例的であったが、去年は度重なる台風被害により叶わなかった。

よって今年は、その補填や限界集落であることへの細やかな支援、そして近場としての魅力や状況を知ってもらうために、人数を増やして訪れた。

色々あったものの、集落も人も、一先ず急場を凌げて何より。


上掲写真 観光客で混みあう貴船の背後山上に、茅葺民家(屋根は金属板で隠蔽)と北山杉ある典型的な京都・北山風情を見せる芹生集落の一景。


先日の雨で増水するもあくまでも清冽な、芹生を貫く灰屋川
先日の雨の所為か、芹生を貫く灰屋川の水量が大幅に増えていた。しかし、濁りはなく、あくまでも清冽であった。それでも、長年住む宿の人は濁っていると話していたが……


倒木被害の整理が進む、京都・芹生集落奥の「勢龍天満宮(せりょうてんまんぐう)」裏の山林
今年1月に冬山鍛錬で通過した際に、無数の倒木被害があった「勢龍天満宮(せりょうてんまんぐう)」裏の山林も整理が進んでおり、一安心


台風被害による屋根の損傷が放置される、京都・芹生集落の茅葺民家
ただ、なかには倒木による屋根の損傷が放置されている民家もあり、危惧するところもあった


冷たくて手足を浸けるのも憚られる、京都・芹生の灰屋川で泳ぐ友人
皆で集落を見学後、なんと、冷たくて手足を浸けるのも憚られる灰屋川で泳ぐ人が……。実はうちの同行者であった(笑)。海パンや水中メガネを持参してきたほどの準備の良さだったが、案の定身体が冷え過ぎてしまい、早めにお風呂を沸かしてもらうこととなった

里のもてなしと高地の涼楽しむ

さて、涼しい芹生での散策等を楽しみ、その後、薪沸かしの風呂や美味しい郷土料理を頂くこととなった。

そして、食後はまた皆で語らい、熱帯夜知らずの高地の涼を楽しんだのである。

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 紀行

2019年08月24日

立山遠行告知

北アルプスの秀峰「燕岳」(つばくろだけ)山頂から見た立山方面。背後の山脈中央のガレ場向こう(上)に立山が覗く筈だが、生憎の曇天で見えない。2013年7月22日撮影

高所登山・野営の入門企画「立山登山」

台風の影響で猛暑が落ち着き、恵(?)の雨天が続きますが、如何お過ごしでしょう。諸般の事情で遅くなりましたが、来月初旬に夏山山行を行います。今回は中部地方の高山を対象とした域外遠行(一般的には「遠征」と記すべきでしょうが、山に対しておこがましいので変更)となります。

場所は、北アルプス(飛騨山脈)は立山連峰の主峰「立山」(3015m。富山県)。今回は、車輌や公共機関で主峰直下まで移動し、そこを拠点に野営や山頂登山を行う、高所登山の入門的山行です。当山会ではあまりない機会なので、興味ある人、希望する人は、宜しく検討下さい。

詳細

開催日 : 9月7日(土)※〜8日(日) ※麓での前泊の可能性あり。
時間  : 時間未定〜
集合場所: 要問合せ(自家用車集合可)
集合時間: 要問合せ
費用目安: 往復交通費(車輌便乗の場合は人数割)と飲食代(3食2日分)、嗜好品代や入場料等
行程  : 京都〜(乗用車4.5時間)〜立山駅〜(公共車輌2時間)〜室堂(主峰直下)

備考

・荒天の場合は中止。
・登山開始地点から立山山頂までの登坂高低差は約550m〜800m。

参加条件

自家用車参加が条件となります。但し、参加人数により他車への便乗が可能となる場合があるので相談下さい。この山会は参加費等を徴収する集いではありません。よって何の補償もない自己責任参加となることをご承知下さい。怪我や腹痛、虫刺され等の対策を各自準備願います。なお、参加希望の場合は事前にメール等での連絡をお願いします。

持ち物その他

・飲物
・食料
・帽子
・手袋(山道転倒対策用の軍手等。忘れる人多し!)
・登山靴&厚手の靴下
・化繊混等の乾き易い服(長袖&長ズボン)
・雨具(必ず上下合羽等、全身が覆われるもの)
・防寒着(高地対策・緊急用)
・非常食
・野営道具(テント・寝袋・ストーブ・食器等。現地での賃貸可)
・衛生用品(ちり紙等)
・着替類
・電灯類(緊急時用。忘れる人多し!)
・救急用品(虫刺されや火傷用の薬、目薬等)
・温泉用具(野営地付近で入湯可)

その他、タオル、御菓子、嗜好品(酒類等)等は適宜考慮ください。靴は登山の際には登山靴が必要です。基本的に登山中は暑く、休憩並びに昼食時等は寒くなる可能性があると思っておいて下さい。荷物は極力軽くした方が楽です。高所のため、低地の晩秋相当の気温となります。


上掲写真: 北アルプス「表銀座」の秀峰・燕岳(つばくろだけ。2763m)山頂から見た立山方面。背後の山脈は、北アルプス「裏銀座」と後立山(うしろたてやま)を繋ぐ稜線で、中央のガレ場(船窪乗越)向こう(上)に立山が覗く筈だが、曇天により……。2013年7月22日撮影。

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 告知

2019年08月21日

残暑収豆

京都の自宅町家の奥庭菜園で栽培した、無農薬・天然植物性肥料使用の枝豆

不出来ながら……

盆明け以降も暑さが続き、今日も猛暑日超えとなった。ただ、秋雨の影響か、曇天や雨が多くなり、日射が無い分、幾分マシには感じられた。

今日は予てより気になっていた菜園の枝豆を収穫。極力実を肥えさせようとしたが、そうなる前に葉の色が変わり始めたので、仕方なく収穫を急いだのである。

写真は、その菜園産枝豆。8苗程からあがった、ほぼ全量であるが、量も少なく、大きさも小さい。わざわざ紹介するほどでもないと思ったが、ここ暫く菜園栽培の記事を上げていないので、その継続を示すため紹介した。


塩もみして茹でるのを待つ、京都の町家奥庭の菜園で栽培した枝豆
塩もみして茹でるのを待つ枝豆

因みに、塩ゆでしたその味は意外にも甘味があり、美味であった。そうなると、尚更その量的・外形的不出来が気になった。

完全無農薬・国産植物性肥料のみのノーガード農法なので、ある意味仕方ないが、次はもう少し工夫して収量を増やしたいと思う。

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 手工

2019年08月16日

過颶終盆

お盆最終日午前の京都・真如堂(真正極楽寺)本堂の北側面

台風来たりて雨降るも……

昨日西日本に最接近した台風10号は恵の雨をもたらし、猛暑日の気温を下げてくれたが、それでも35度近い最高気温が続く。また、湿度も頗る高く、暑さ・不快さから解放してくれるものではなかった。

そんな中で迎えた、お盆最終日の今日8月16日。曇り空を衝いて墓参に出かけたが、結局日射を受け、難儀なものとなった。

盆初日にも午前であることに油断し半時程の掃除で暑さにやられ気分が悪くなったが、今日もその二の舞的なものとなった。猛暑が早く始まった去年よりマシとはいえ、そろそろの一段落を待望するばかりである。

ただ、この暑さの所為か、蚊や油虫が減っていることだけは、不幸中の幸いか。一見暑さに強そうな、それら夏虫も、さすがに猛暑日の気温や30度近い熱帯夜は耐え難いのであろうか。

写真は、墓参途中に寄った真如堂(真正極楽寺)本堂北側面の縁側。京都市街東部にある神楽岡(吉田山)から続く丘上にある天台古寺で、檀信徒ではないが、本堂にあがり、参拝させてもらった。

写真の如く方々の扉が開かれ、巨大な木造建築による洞窟的効果もあり、比較的涼しく、熱暑の徒歩行の良き小休となった。


楓の青葉が見た目に涼しい、京都・真如堂本堂北の庭
真如堂本堂北の庭。楓の青葉が醸す見た目の涼しさを知る


京都・真如堂本堂裏の境内から見える、大文字山中腹の五山送り火の火床面
真如堂本堂裏の境内から見える、大文字山と中腹の火床面。ご存じ、五山送り火の「大」字が灯される場所である

そういえば、今晩は京の終盆を飾る五山送り火が行われる予定であった。真如堂境内から見上げた大字の火床にも準備のテントが見えた。

きっと山上では、酷暑のなか、雨後再開された支度に追われていることであろう。台風が1日早かったため、今年も何とか実施が叶いそうである。

そして、その夜、京盆地から離れた外出先で送り火を見る。地元放送局によるその中継は、奇しくも真如堂書院(有料区域)を中心に行われたのであった。

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 逍遥雑記

2019年08月03日

熱害棄巣

38度超の猛暑日にウィンドエアコンの排熱と西日の挟撃を受け蜂がいなくなった、京都の町家窓柵にあるヤマトアシナガバチの巣

閲覧注意!下段に蜂画像あり

猛暑日の空調傍で起った異変

先月下旬から猛暑日の連続が始まり、今年も遂に夏本番となった。

昨年より遅く、比較的当初は身体的にマシだったとはいえ、さすがに方々熱が回ってきたのか、耐え難いものとなった。

殆ど出番がなかった書斎の小エアコンも遂に稼働することとなったが、陽が陰る夕方に停め、外の水撒きをしようとして、ある異変に気づいた。

それは、エアコン対面の窓柵にあった蜂の巣である。5月末頃から存在を確認していたもので、小規模ながら数匹のアシナガバチが活動し、この時間には帰巣する筈が、皆外を飛び回っていたのである。

異変に気づき、柵横から巣を覗くと、やはり1匹もおらず、下のコンクリ床に幼虫が落ちていた。ここで漸く事を悟る。エアコンの排熱が巣に影響したのである。

空調の稼働は最も暑い時の2時間程であったが、西日も加わり相当な温度となったため、たまらず逃げ出し、幼虫も落ちたのであろう。

実は事前にその危険を想い、エアコンの移動か、蜂の留守中に巣を移動することを考えていたが、あまりの暑さに失念していた。


上掲写真: 38度超の猛暑日に小エアコンの排熱と西日の挟撃を受け蜂がいなくなった、アシナガバチの巣。


たった1匹で柵裏の巣作りを続ける、ヤマトアシナガバチの女王(2019年6月2日撮影)
たった1匹で柵裏の巣作りを続けるアシナガバチの女王(2019年6月2日撮影)

水撒きを終え、暫くして巣を観察すると蜂が数匹戻っていることを確認し少々安堵したが、外が暗くなった頃、バリバリと噛み砕く音が聞こえた。

それは、アシナガバチの天敵・ヒメスズメバチによる巣の破壊音に似ていたが、暗いため、また危険なため確認出来なかった。


猛暑日に西日とエアコンの排熱を浴び異変が起きた蜂の巣の下に落ちていたヤマトアシナガバチの死骸
猛暑日に西日とエアコンの排熱を浴び異変が起きた巣の下に落ちていたヤマトアシナガバチの死骸。ただ、背中(腹部)の縦2線模様の上部片側に「外払え」がないので、類似種キアシナガバチとの折衷的な様子も伺える

そして、翌朝である今日確認すると、巣に蜂は1匹も居らず、地上の死骸も増えていた。なかには成虫や羽化直前の蜂も……。

初めはヒメスズメバチの攻撃を疑ったが、死骸に食痕がなく、巣も大きく壊された跡がないので、アシナガバチ自身による所業かと思われた。調べてみると、生きる見込のない幼虫等を自ら捨てる習性があるという。

そしてこれを境に蜂は戻ることはなかった。やはり、高温により幼虫等が弱り、またその立地の危険を悟り、巣を放棄したようである。

うーん残念、申し訳ない限り。春に女王蜂1匹が健気に巣作りを始め、小さい巣ながらも順調に仲間が増えていたのに……。

絶滅危惧種?

ただ巣のみが残された残念なこの出来事のあと、以前から気になっていた、この巣の特異性に改めて思い至った。それはこの巣が比較的小型なことやその形状、そして巣穴の蓋が美麗な黄緑色をしていることであった。

調べてみると、そうして特徴のある巣を作る蜂は、キボシアシナガバチとヤマトアシナガバチらしく、その内、写真の死骸の如く、背中(腹部)に縦2線の模様があるものは後者となる。

縦2線模様はキアシナガバチにもあるが、棒上部に外払いがないこと、つまり逆「八」の字にならないことで区別可能という。元より、キアシナガバチの巣に黄緑の蓋はないので、この巣はヤマトアシナガバチのものに違いないと思われた。

しかし、このヤマトアシナガバチ。その名の通り、日本に馴染み深い蜂ではあるが、全国的に数が減っており、絶滅が危惧されているという。ただでさえ、各種アシナガバチの減少が危惧されている昨今、改めて残念なこと、申し訳ないことをしてしまったと感じた。

ただ、活動期間的に、これまで何匹かの成虫がここで育ったことはせめてもの救いであった。稀少な存在であると共に、菜園の害虫駆除に活躍する大事な共存者なので、これからも見守っていきたいと思う。


猛暑日に西日とエアコンの排熱を浴びて異変が起きた巣の下に落ちていた羽化直前のヤマトアシナガバチの死骸
猛暑日に西日とエアコン排熱を浴びて異変が起きた巣の下に落ちていたヤマトアシナガバチの死骸。羽化直前のものとみられ、こちらは上掲の成虫とは異なり、縦2線模様の両方上部に「外払え」の特徴を完備している

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 逍遥雑記