2020年02月02日

雲取雪見

左右の斜面にしか雪がない冬の芹生峠

初雪後早速山へ

先月31日に漸く出された京都での初雪宣言から間もない今日、鍛錬がてら山の様子を見に出かけた。

場所はお馴染み京都・貴船奥の雲取山(北峰の場合標高915m前後)。京盆地北縁山地の最高峰である。

初雪宣言と共に寒気が強まったため、道の凍結を警戒し午前遅くに車行で向かう。峠下の細く険しい道を経るが、市街から1時間足らずで麓高地に着く近さであった。

写真は、その途中通過した芹生峠(標高約700m)。初雪宣言から雪があまり降らなかったためか、例年見られる路上積雪はなかった。


2月初めながら雪が少ない芹生集落
京盆地北縁高地にある芹生集落(標高約600m)

芹生峠をそのまま車行で越え、峠裏の芹生集落に下る。ここは更に雪が少なく、例年との違いを感じざるを得ず。


京都・雲取山中の三ノ谷林道に積る雪
三ノ谷の林道に積る雪

芹生集落を過ぎて林道に入るも路上に雪がないため、そのまま車行を続け、雪がなかった前回同様、三ノ谷分岐近くまで遡行することが出来た。

そして、徒歩にて三ノ谷を進む。標高も上がってきた為、さすがに路上に雪が現れたが、特段の対策を必要としない程度のものであった。


雪はあるが少ない、2月初めの京都・雲取山の三ノ谷奥
三ノ谷から分かれた支流谷も雪はあるが少ない


2月初めながら積雪が少なめの京都・雲取山山頂直下の急登道
雲取山頂上直下の急登ではさすがに雪が多くなり、アイゼン等の入用を感じた。深いところで積雪15cmくらいか


2月初めながら雪の少ない京都・雲取山山頂と三角点標石
京都・雲取山山頂と三角点標石

そして山頂に着くとまた雪が少なくなった。風で飛ばされたように見えたが、それでも全く雪がなかった異状の前回とは違う冬山景が戻っていた。


京都・雲取山山頂北側の、例年より少ない積雪
雲取山山頂北側は、例年最も雪の深い場所であったが、それでも20cm程。それも、恐らく風で集められたもので、倒木上の積雪からすると、実際は10cmから15cmくらいとみられる


雲取北峰頂からみた丹波高地や比良山脈の雪景色
そのまま歩き通して雲取山北峰の頂を踏む。雪は少ないながらも、山上からの眺めは完全に冬景色と化していた。雪がないまま春になるのかと危惧していたので、少々安堵の気分となった


雲取山北峰からみた冠雪した山々と武奈ヶ岳
雲取山北峰からみた滋賀県西部に連なる比良山脈の最高峰・武奈ヶ岳(ぶながたけ。中央奥。標高1214m)。こちらには相当雪がありそうである。先週視察した比良山脈手前の京都府最高峰・皆子山(同971m)にも雪が戻っているかもしれない


2月初めながら雪の少ない雲取峠
雲取峠(中央下に標識)

未踏の一ノ谷道へ

いつもの如く、雲取山北峰で独り食事をしつつ冬風情を楽しんだあと、北に進んで雲取峠(標高約870m)に出た。以前雲取四箇峰を巡った際にも通過した、府大小屋があるなだらかな峠である。

今日はここから未踏の一ノ谷を探索しつつ三ノ谷分岐に戻ることした。


雲取峠から南の一ノ谷に下る道の入口部分
雲取峠から南の一ノ谷に下る道の入口部分


雲取峠下の急な下りを経て現れた、植林地内に続く緩やかな道
雲取峠下の急な下りを経て現れた、植林地内に続く緩やかな道


京都・雲取山一ノ谷の谷なかに現れた雲取山荘
谷なかに現れた山荘。アルミサッシや雨戸等を備えた立派なもので、「雲取山荘」との表示があったが所有者は判らず。社会人同好会等のものか


京都・雲取山の一ノ谷から寺山峠へと続く支流谷と、その傍に続く道
一ノ谷から寺山峠へと続く支流谷と、その傍に続く道

一ノ谷の中ほどでは分岐路も現れた。鞍馬奥の花脊別所(はなせべっしょ)集落と芹生集落を結ぶ寺山峠への分岐路で、花脊までバスや車を利用する多くの人が利用する雲取山の主路である。


京都・雲取山の一ノ谷にある、並木状の大木に擁護された道
一ノ谷の谷なかにある、並木状の大木に擁護された道

一ノ谷の道をそのまま下るが、谷なかの低地を這う沢を幾度も渡る湿地的な道程であった。

そんな場所にも植林が続くが、途中幾度もその大木を並木にしたような場所を抜けた。水蝕から道の破壊を防ぐ為に敢えて残したものであろうか。


京都・雲取山の一ノ谷の沢に散らばるチャートらしき岩石
一ノ谷の沢に散らばるチャートらしき岩石

一ノ谷は天然林が少ないことや庭石的な岩が見られないため、二ノ谷や三ノ谷より風情に欠けるように感じられたが、そもそも地質も異なるようであった。

二ノ谷・三ノ谷では石灰岩らしき岩が多かったが、ここでは硬い堆積岩「チャート」が多いことに気づいた。


京都・雲取山の三ノ谷分岐付近の斜面にあった桂の木らしき大木
三ノ谷分岐付近の斜面にあった桂の木らしき大木。前回紹介した樹とは異なる個体である

雪は少なし今後に期待?

そして、三ノ谷分岐に達し、山行を終了した。

雪はあるにはあったが、まだ少ないものであった。この先増えるかどうか……。出来れば遠出することなく、ここで雪中鍛錬したいのであるが、まあ様子を見るほかあるまい。

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山会