2023年09月01日

十六夜避暑

京都市街・五条通上に現れた十六夜のブルームーン

9月に入るも……

秋9月となったのに、ここ京都市街では変わらず猛暑・熱帯夜が続く。

全くもって、うんざりの状況である。先週恒例の近場避暑泊を行ったばかりだが、こんな状況なので、今週末も一夜の避暑泊をすることとなった。

場所は自転車で行ける程の市街内ホテル。その経営に関係する知人の誘い・好意で一部屋提供してもらったのである。

街なかなら、家で空調に浸ればいいのではないか、と思われるかもしれないが、そこにはドリンクバーや大浴場等の特別な環境・設備があった。

何より、空調に閉じ込められ気味の毎日なので、少しでも気分が変えられることは有難い限りであった。

満月新称の由来と謎

写真は、そんな街なかの夜空に現れた十六夜(いざよい)の月。

昨日が満月(十五夜)だったので十六夜である。生憎の湿気や雲で霞み気味だが、まだ満月同様の光量と存在感を有していた。

そういえば、昨日の満月は「ブールムーン」と称して盛んに報道されていた。何でも、今年一番大きな満月だったらしい。

その名称は北米由来で、昔は一季に4回満月が現れる時の3番目の月、現在では各月のうち2回目に現れる満月を指すことが多く、共に2・3年に一度しか見られない珍しい存在だという。

しかし、青い訳ではないのにブルーとする由来は定かではないらしい。

「ピンクムーン」などのように、近年こうした意味の解り辛い海外由来の月名称がやたら紹介されている。それに反し、十六夜等の伝統的呼称ながらも論理的に名づけられた名称の廃れ様が著しい。

また「何とかデー」みたいに、海外習俗を無理やり移入し、何かを買わそうとしているのであろうか。

そんなことを考えると、なにやら面倒を感じ、また暑くなってきた。これも、猛暑の所為か。早く風呂にでも入り、涼むことにしたのであった。

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 逍遥雑記