2024年02月17日

北山感冬行

京都北山・雲取北峰山頂から見た赤い杉覆う地蔵杉山

気温急上昇と雨のあと

今週初めの月曜(振替休日)朝に、ここ京都市街でも降雪が記録されたが、その翌日から一転して20度近い季節外れの暖かな日々が訪れた。

また、そのさなかには、二日に渡り、まとまった雨も降ったので、先週まで楽しめた近場の雪は、かなり減じたかと思われた。しかし、同じく16度超えの予報となった今日、またしても近山に出掛けることとなった。

それは、先月の積雪写真を見て是非自分も連れて行ってほしい、と話していた海外の友人が来京したためであった。

先月同様の雪景は難しいが、山頂付近なら少しは見られるのではないか、との思いから、午前遅い時間ながら、一先ず向かうことにしたのである。

果たして、その結果や如何(いかん)……。


上掲写真 冬の寒さに因り赤く変色しつつ花粉を蓄える杉覆う奥山の一峰。一応、京都市内。


京都北山・雲取山登山道へ続く、芹生・灰屋川奥の林道
さて、友と向かったのは、奥貴船・雲取山。京盆地北縁に広がる丹波高地、所謂「京都北山(きたやま)」であった。状況的には更に北方で標高の高い比良山脈等に出掛けた方が雪があるように思われたが、京都の雪が見たい、という友人の希望で決定。しかし、この通り、途中の車道峠は疎か、林道の奥深くまで進んでも殆ど雪がない状況であった。まあ、車輌による奥地への進出が叶い、労力と時間を大いに節減出来たが……


先週の温暖や雨で積雪が疎らと化した、京都北山・雲取山三ノ谷登山口
車輌進入が禁じられる手前まで進み、そこからは登山準備をして徒歩にて林道を進む。ある程度想像はしていたが、この時期に、こんな奥まで車輌で入れるとは驚きであった。そして、間もなく雲取山山頂への登山口に到着。いつもは雪深い場所だが、今回はこの様に疎らな状態となっていた


先週の温暖や雨でほぼ積雪が失せた、京都北山・雲取山三ノ谷道・山頂直下
その後、進む谷なかも雪がなく、ほぼ夏道通りに進めた。そして、山頂直下の急斜もこの通り。いつもは雪崩警戒の威圧を受ける場所だが、4月下旬と見紛うばかりの状況であった


先週の温暖や雨で積雪が失せた、京都北山・雲取山山頂
雪のかわりに落ち葉や泥に難儀しつつ急斜を進み、やがて雲取山山頂(標高911m)に到着。なんと、ここも全く雪がない


先週の温暖や雨で積雪が失せたが、例外的に雪原残る、京都北山・雲取山山頂北面
折角なので、休憩地への移動を兼ねて雲取山頂から同北峰へと向かう。勿論、山に慣れない友人の体調等と相談して。結果的にこの延長が吉に。途中の山頂北面に、この様に少し雪原が残っていたからである。さすがは付近で最も雪深い場所。いつもの2月からすると微量だが、雪無き地から来た友人には感慨深いように見えた。撮影を楽しみつつ、滑らぬように通過


先週の温暖や雨で積雪が失せた、京都北山・雲取北峰山頂
そして、雲取北峰(標高約915m)着。ここも、この時期は雲取山頂より雪が多い場所であるが、今日は全く無し


京都北山・雲取北峰山頂からみた、先週の温暖や雨で積雪が失せた丹波高地や比良の山々
雲取北峰からの眺め。北方面だが、周囲の山々にも雪は無い


京都北山・雲取北峰山頂からみた、季節外れの温暖に負けずに冠雪する武奈ヶ岳等の比良山脈北部
但し、比良山脈北部には冠雪の様が見えた。即ち、先週登った山脈最高峰・武奈ヶ岳(標高1214m。中央左の峰)付近である


京都北山・雲取山二ノ谷ルート上の、季節外れの温暖や雨で積雪が消えた天然林
雲取北峰で湯を沸かして即席麺等を食べつつ休息し、その後、雲取山頂から二ノ谷を下る。少しバス道に近く、傾斜がマシな一般ルートで、谷なか全域に残る豊富な天然林、即ち、古の北山風情が見処の推奨路であった


京都北山・雲取山二ノ谷の冬枯れした天然林。雪は無いが依然厳しさ残る奥山風情か
京都北山・雲取山二ノ谷の冬枯れした天然林。雪は無いが依然2月の厳しさ残る奥山風情か

微妙なるも北山風情体感か

二ノ谷の天然林を眺めつつ山を下り、やがて出発地に帰還。その後は少し芹生集落を見学してもらうなどして京都市街に帰着した。

微妙な状況だったが、友人には何とか近場の雪や北山風情を味わってもらい、何より。

お疲れさまでした!

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山会