2024年04月06日

降桜茶会

京都・金戒光明寺の山門前後に咲き誇る満開の桜

予想通りの週末に

先日の予想通り、その後風雨があったものの、開花した桜は持ち堪え、今週末の満開を迎えた。

今日は午前の用を片付けたあと、午後からとある催事に向かう。

場所は京都市街東部の丘上にある金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)。「黒谷(くろだに)」と通称される、その広い境内の一部を成す、塔頭(たっちゅう。子院)の一つであった。

そして、潜る黒谷の山門前後でも、写真の如く、満開の桜に出迎えられたのである。


金戒光明寺最古の建造物・阿弥陀堂裏から眺めた、東部境内と満開の桜
山門後方の黒谷最古の建造物・阿弥陀堂裏から眺めた、金戒光明寺東部境内。こちらも花盛り


京都・真如堂本堂前の、灯籠付近の満開の桜
はっきりした参集時間を知らされていなかったが、前の用が押しため遅刻を疑い恐縮気味に到着。しかし、まだ準備中で、しかも遅れる、との応対を受ける。よって、時間消費のため写真の真如堂(真正極楽寺)に立ち寄る。黒谷裏手の、丘続きの場所である。こちらも、まさに花盛り


寺門前に敷かれた紅絨毯上に置かれる、花見茶会用の諸道具
緋毛氈ならぬ紅絨毯上に置かれる、花見茶会用の諸道具

桜降る恒例行事

さて、黒谷に戻り、催事に参加する。それは、野点茶会であった。

正確には「花見茶会」と呼ばれる、毎年の恒例行事で、主宰の塔頭は、以前からお世話になっていた茶道家元でもあった。

そして、「遅刻した」との思いとは真逆に、一番乗りとして、接待初回の正客(しょうきゃく。主客)を指名されることに。

気さくな薄茶会だったが、ブランクが長かったため重ねて辞退したが、「気にしなくて大丈夫」との、宗匠直々の言により、仕方なく務めることに……(苦笑)。


亭主横の枝垂桜を前に、そして上座の山桜を背にして行われる黒谷の花見茶会
亭主横の枝垂桜を前に、そして上座の山桜を背にして行われる黒谷の花見茶会。空は生憎の薄曇りだったが、これが淡い雰囲気を醸して良かった


懐紙上に残る、頂く前の二個目の桜菓子と背後の山桜から自然と降り落ちた桜花弁
懐紙上に残る、頂く前の二個目の桜菓子。周りに散る花弁は背後の山桜から自然と降り落ちたもの

春の至福に感謝

風もなく、暖かい好条件のなかで茶会は進む。演出を疑うほど良いタイミングで降り注ぐ桜花弁のなかで。そして、美味しいお菓子や薄茶を頂く。

まさに、春の至福――。

世界中の人が、こんな平和を味わえる日が来ますよう。

宗匠を始め、先達方々、そして手伝いの皆さん等々、素晴らしい春日(しゅんじつ)の提供に感謝!

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 催事(友人其他)