2015年04月12日

上賀茂花宴

京都・上賀茂の旧上賀茂神社社家の庭池の取水口に渦巻く鮮やかな桜の花弁

社家庭の宴

桜花満開も過ぎて早久しの4月12日。

遅くなったが、仲間内での花見をすることとなった。場所は上賀茂。上賀茂神社神職の屋敷が立ち並ぶ、旧社家町(しゃけまち)にある、屋敷庭の一つを借りて開催することになった。

とは言っても、私が頼み込んだ訳ではなく、敷地内の離れに住む友人の好意・協力によるものであった。

冷涼な上賀茂。花は見頃

花見には遅くなったとはいえ、ここは洛北上賀茂。市街中心より少々冷涼な土地柄であり、遅咲きの枝垂桜が主体であったので、花は見頃であった。

折しも、近くの植物園横の賀茂河岸の枝垂桜花も盛りとなっており、それに合わせた催事も開かれ、実に華やいだ日和でもあった。


上掲写真: 旧社家庭の池の取水口に渦巻く、鮮やかな花弁の群り。他の社家と同じく、ここも上賀茂社より流れ来る明神川より取水している。ただ、敷地前後に川がなく、庭内を流れるのは独特か。


京都・上賀茂の旧上賀茂神社社家の庭の枝垂桜の下で行われた花見用に用意された食材や料理
座敷より花を愛でてもよかったのだが、折角なので樹下に宴席を設える。大人数ではない、細やかな集いであったことも、場所の風情に適い、また良かった


京都・上賀茂の旧上賀茂神社社家の庭の枝垂桜を眺めつつ明神川の石橋を渡る母娘
庭内を流れる明神川の石橋を行きつ戻りつして、花と庭の春を楽しむ

生憎の曇天ではあったが、花を愛でるのと仲間との懇親に難とはならなかった。日没後は座敷に移動してまた歓談。場所を変え、人を代えて、長らく楽しんだのであった。

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 催事(本人)
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