2015年06月06日

湖西求魚

場所も天候も素晴らしい滋賀県琵琶湖西岸の浜で、投網を放つ網会参加者

湖西に鮎の漁場求む

今日、鮎捕りにゆく友人に同行して琵琶湖まで出向く。

投網での漁獲を目指すので記事分類が「網会」となっているが、以前の様に人を募った訳ではなく、個人的なもの、気紛れ的挙行であった。

昼過ぎ、列車で湖西のとある駅まで行き、車行の友人と落ち合う。そこからは、友人に同乗して漁場へと向かう。

今日の目的は漁獲そのものより、漁場の開拓にあった。湖西地方に馴染みが薄い、湖東住まいの友人の投網場探しに付き合う、いわば「求魚行」であった。


上掲写真: 場所も天候も素晴らしい湖西の浜で、網一投を放つ友人。


山上に雲残る、滋賀県琵琶湖西岸に沿う比良山脈
雲残る、湖西に沿う連山、比良山脈

午前中は雨が残り、天候に不安が残ったが、一先ず決行することに。しかし、現場に着いた頃より天候は休息に回復し始めた。

この、人の出を躊躇わさすような天候が、漁場・道路の混雑を減ずる効果を齎したのは、幸いであった。


琵琶湖西岸に注ぐ小河川での投網の稚鮎漁(小鮎漁)
湖西では琵琶湖に限らず、そこにそそぐ河川内でも投網を試みた

ただし、川によれば禁漁の決りが定められているので、注意が必要。


琵琶湖西岸に注ぐ小河川でタモ網を使い獲った、どじょうやカジカ、どんこ
川などでは、投網だけでなく、タモ網(手持ちの網)を使って岸部を探ったりも

写真はその際獲れた、どじょうやカジカにどんこ。岸部の草なかを探ったからであろうが、川で生きたどじょうなどを見るのは、実に中学生以来であった。


天候が回復し、素晴らしい眺めとなった滋賀県琵琶湖西岸
湖岸は天気が回復して素晴らしい眺めに。ここ最近の、友人お気に入りの漁場でもある

少し試しては、次々に漁場を変えていく。初めは既知の場所も多かったが、その中でも色々と試したりした。


滋賀県琵琶湖西岸の美麗な浜に注ぐ小川を行き来する稚鮎(小鮎)の群れ
美麗の湖岸にそそぐ小川を行き来する、稚鮎(小鮎)の群れ

元々、この時期、稚鮎は川を遡上する為に、湖岸や河口に集まってきているのである。


滋賀県琵琶湖西岸の浅く水が澄んだ絶好の稚鮎(小鮎)漁場で、良く広がり理想的な形を描いて着底する投網
良く広がり、理想的な形を描いて着底する投網。浅く、水も澄んでいて漁場としても理想的


滋賀県琵琶湖西岸の砂浜に引き寄せられた投網と捕獲された稚鮎(小鮎)
浜に引き寄せられた投網。見え難いが、結構鮎が獲れている


滋賀県琵琶湖西岸北部の石浜で投網にかかった稚鮎(小鮎)
こちらは、特に漁場の新規開拓を目論む、湖西北部での漁

1投目は上手くいったが、2投目からは何故かかからなくなった。日が傾いてきた影響もあるのかもしれない。

稚鮎は、鯉などと違い、朝や夕方はあまり獲れないことが多い。


滋賀県琵琶湖西岸北部の石浜で投網にかかった稚鮎(小鮎)の美しい姿
それにしても、鮎はやはりその姿が美しい。そして香も良い


夕闇せまる滋賀県西部・比良山脈の打見山の影と、空を染める夕紅
夕闇せまる比良、打見山(1108m)の影と、空を染める夕紅

調理重複
大ボケで終る


ほぼ予定していた調査域での試漁を終え、また、日没も迎えた為、撤収することとなった。

獲れた鮎を分けてもらい、落ち合った駅にて友人と別れる。しかし、列車に乗り遅れて待ったりしたので、帰るのが結構遅くなってしまった。

本来なら、鮎さばいてをすぐに下処理しなければならないが、手ごねハンバーグ作りの予定と重複していることに気がついた。

本来は鮎を優先すべきだが、先方も材料が限界だったので、仕方なく明日に回すこととなった。砂が多い浜の鮎は下処理が欠かせず、早めに行うのが良いが、結構時間もかかるので致し方なかった。

折角良い鮎が獲れたのに、とんだ大ボケにて一日を閉めることとなったのである(笑)。

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 網会
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