2017年01月01日

歳旦休暇

仁王門から本堂に続く行列に初詣の賑わいをみる、2017年元旦昼前の京都市街東部・山科の毘沙門堂門

諸々の休み「元日」

平成29年元旦。即ち、西暦2017年の始まりとなった。

仕事やら掃除やらが押し、昨晩即ち大晦日の夜漸く手が空いた。今回は蕎麦を打つ余裕がなく、親族が用意した店屋物を食すことに。それでも無事、年末年初をやり過ごせたことは、まあ、めでたい限り。

新年の時報が過ぎたのち、早速年賀のメールが届いたりもしたが、年越し・元旦は敢えて何もしないことにしていたので、一先ずは心内のみの挨拶に。

世間皆そうかと思うが、最近公私ともに液晶画面を見ることが多くなり、目の疲労度合いも著しく感じられる。そういった意味でも、正月は目を休ませる良い機会、理由になるとも思われた。

そういえば、「液晶画面」と記すと随分優しい印象となるが、実のところそのバックライト、つまり高輝度のLED反射光を近接凝視しているのである。これでは、目は疲れ、衰える筈である。

新年の休暇期という機会にその現実を再確認し、皆さんもどうかご自愛を……(正月仕事の人は近々の休暇に)。

さて、元旦は何もせぬとは記したが、そういう訳にも行かず、早くも午前から出かけることに。向かったのは家族縁(ゆかり)の寺社。即ち、初詣(はつもうで)であった。


上掲写真: 元旦昼前に出かけた京都市街東部の毘沙門堂門跡。仁王門より本堂へ続く行列に、歳旦参詣の賑わいをみる。

観光流行の影響か

近年本堂共々補修されて美麗になった、京都市街東部山科の毘沙門堂本堂前の唐門
毘沙門堂本堂前の唐様の門。傷みが目立っていたが、近年本堂共々補修されて美麗に

観光流行の一端?遠客増加

今日の参詣先は山科盆地北縁の毘沙門堂。毎年参拝する寺社の一つで、市街地至近ながら、山寺風情に富んだ場所であった。

今年は久々に歩いて訪れたのだが、表門である仁王門へ続く石段を見て少々驚く。本堂前から並ぶ人がその途中にまで達していた為である。近年混んでいるのは知っていたが、毎年その度合いが増しているような気がする。

本来は、本堂前での鉦を撞いての参拝を諦めれば、境内にはすぐ入ることが出来るのであるが、身内がちゃんと拝みたいというので、仕方なく危うい急段上に並んだ。しかし、後ろを見れば、次々と参拝者が続き、その列は忽ち石段下にまで達した。

昔は確か、大晦日の紅白歌合戦が終った23時45分に近隣から人が出て混みあった以外、比較的空いていたような……。最近は方々に知られて地元以外の人が訪れるからであろうか。

そういえば、我々の前には泰語か越南語(福井弁ではない。笑)らしき言葉を話す外国人親子もいた。これなぞは、以前ならほぼ見られなかった光景である。

これも近年の観光流行の一端的現象か……。

まあ、人出があってこその、場所や伝統の維持。事故がないよう、少しずつでも対処が成されていけば、これはこれで良いのではないかとも思う。


2017年元旦、京都市街東部山科の毘沙門堂仁王門下の急段に続く、本堂参拝の列
仁王門下の急段に続く毘沙門堂本堂参拝の列

やがて参拝待ちの停滞は本堂前に導かれ、線香灯しての拝礼となった。思った程の長時間とはならなかったか。そして、その後は諸堂を巡り、寺を後にした。

今日は天気も良く、気温も暖かであった。正月は暫くこの調子が続くという。不安定であった年末とは打って変わった様子。幸先の良い新年の開始となった。

最後になったが、皆さん今年もどうぞ宜しく……。

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 逍遥雑記
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