2017年05月04日

続2017春野営会

爽やかな春風に細波をたてる、滋賀県南部・湖南アルプス太神山中の砂原上の水面

野営会2日目

昨日は意外と雲が多く、夜は特にその傾向が強かったが、徐々に晴れ始め、就寝前には澄んだ夜空となった。

そして、今朝。空も空気も完璧な清澄の快晴が現れる。昨夜8度まで下がった気温も、テント内では朝6時頃から暑さを感じる程となった。

朝5時から起きている人もいたが、個人的には7時に起床。爽やかな春温暖の朝であった。起きてすぐ、大幅に服を減じることも珍しい。


上掲写真: 爽やかな春風に細波(さざなみ)をたてる山中砂原上の水面。


滋賀県南部・湖南アルプス太神山中の野営地近くの沢に作られた手作り堰堤
昨日の作られた堰堤は、朝日輝く広い水面を擁していた

堰堤の目的

一晩かけて沢水が貯まったようである。傍らには、早速補修に勤しむ人も(笑)。


滋賀県南部・湖南アルプス太神山中の野営地近くの沢に作られた手作り堰堤で水着になり遊ぶ子供たち
そして水着の子供らが駆け回る

堰堤は子供プールであった。一応、登山者の通行に支障がないよう、渡渉箇所には飛び石の橋も設置。

まだ朝で水も冷たいが、子らは、お構いなしに、はしゃぎ楽しむ。


滋賀県南部・湖南アルプス太神山中で発見した、ゴミを埋め、火がついたまま放置された野営者の焚火跡

危険で情けない有様

朝、昨日仲間が注意したという集団が撤収したというので、念のため跡を確認する。以前も焚火の火を消さずに立ち去った野営者がいた為である。

最近まとまった雨がなく、乾燥注意報も出ている為、風で火の粉が森にでも入ったら大変なことになりかねない。昨日最初に火を熾した時も、ライター一発で火が点くという状況であった。

写真は野営者の焚火跡。調理はストーブ(携帯ガスコンロ)を使っていたらしく、キャンプファイアー用途と思われた。砂がかけられているので、まだマシだが、水で完全に消火した痕跡は全くなかった。盛った砂が飛ぶ程の風が吹くこともある。水での完全消火は鉄則である。

雑な割に砂の量が多く、怪しく感じられたので、少し払ってみると、何と、食事で出たとみられる缶詰等のゴミが埋められていた。50年前の第一次レジャーブームへの退化か。仲間によると、この野営者は中年以上年齢だったという。

情けない限り。以前火をそのままにした団体(多分大学のゼミ的な集い)も、年長の引率者らしきが幾人もいたにも拘わらず、その有様であった。更に、その団体の前身的なグループは、夜中打ち上げ花火さえ始めた為、止めさせたこともある。

しかし、今回の集団は、更に倒木や枯れ木を使わず、立ち木を切って薪にしていることも判明。この辺りの樹は砂防用に植えられた治山・治水に重要なもの。犯罪的行為であった。

我々の野営地近くにも、別のハイカー集団によるとみられる使用済み便所紙の見苦しい散乱放置が10か所以上もみられた。こんなことをしていたら、ハイカーや野営者は締め出されてしまうだろう。

自ら首を締め、楽しみや学びの機会を失わないよう、気をつけてもらいたものである。


滋賀県南部・湖南アルプス太神山中の野営地の竃でポワソニエール鍋(魚用長鍋)を使い調理された特製カレー

友人来訪と差入れ

さて、昼食前には仕事で参加できない友人が来訪。このあと仕事とのことだったが、わざわざ山を登り、顔を出してくれた。差入れの自家製野菜共々、有難い限り。

そして、今日の夕食はカレーとなった。キャンプの定番で、ありきたりと言われそうだが、やはり美味い。写真は既に具が大半なくなった状態のものだが、ご諒解を(笑)。

今朝から、1人体調不良者が出ていたが、ゆっくり休んだのが功を奏したのか、夕方には無事回復して共の食事が可能となった。一先ず、安堵。


滋賀県南部・湖南アルプス太神山中の野営地に灯る小さな焚火と雲間の月

そして、また夜が来た。小さな焚火と共に、また月夜を眺めつつ、それぞれ寛ぐ。


滋賀県南部・湖南アルプス太神山中の野営地付近にある川面を照らす夜半の月
月光に光る川面

今日の就寝は12時前。その他子供以外の人も比較的遅くまで起きていた。気温はまたしても下がり、10度となったのである。

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山会
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