2017年11月23日

芋頭秋穫

京都市街東部の町家菜園の収穫に際し切り取られた色艶のよい里芋の葉と茎

今年は豊作の見込み有り?

ここのところ、またご無沙汰の菜園。

冬の農事仕舞いの時期なので仕方ないが、まだ一つ二つは収穫するものがあった。それは里芋である。一昨年初めて植えた際は大して獲れなかったが、今年は葉も大きく育ち、見込み有り気であった。

まだ青々としており、侘び風情の秋庭中央にて貴重な生気を供していたので躊躇われたが、霜が本格化する前に収穫しなければならないとのことなので、今日収穫することとなった。


上掲写真: 里芋の収穫に際して切り取られたその葉。かなり数が減っていたが、戯画の如く、傘に出来そうな程の大きさと色艶を保っていた。茎の「芋茎(ずいき)」も食べられるらしいが、今回は手が回らず挑戦はしなかった。葉は順次更新されていたので、もし来年以降欲しい人があれば知らせてほしいと思う。


京都市街東部の町家菜園で収穫された1ポット分の里芋

そして掘り出され、分離されたのが写真の里芋であった。

茎がある大型のものは所謂「親芋」で、これが葉の元ととなり、周囲に子芋を実らせる主部となる。品種により食べられるらしいので、一応収穫。

子芋は比較的大きく、幼児の拳大程のものもみられた。春実験的に買った1苗、即ち1ポット分の収穫なので、同じ条件の一昨年の収穫に比して悪くない。今年は比較的土が良かったからか。

数苗植えれば冬の自給に適いそうなので、来年は是非そうしたいと思う。


京都市街東部の町家菜園にて晩秋に育つ香菜(パクチー・コリアンダー)
皆の期待も高い、香菜(パクチ―、コリアンダー)もただいま生育中

不作の挽回願うも……

残りの野菜は、春収穫した残りから自然に生じたジャガイモや香菜等か。今年は色々と不作だったので、色々準備して挽回したいとも思うが、連作の問題等々、中々難しい。

本来は今までで観察出来た、ここに適した野菜の量産を目指した方がいいのかもしれないが、まあ、思案中である。

因みに、今日の表題の「芋頭(うとう)」とはサトイモの芋の部分のこと。漢語でも「里芋」そのものを指す語なので、漢字表題に合う語として採用した。

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 手工
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