2018年02月20日

観展知才

京都国立近代美術館前のゴッホ展の看板と平安神宮の大鳥居

改めて「狂気の人」の才を知る

今日は午前中、京都市街東部にある京都国立近代美術館へ行った。

そこで開催されていた「ゴッホ展」を観るためである。ゴッホはこれまでの様々な展覧会で色々と観ており、人も多いため行くつもりはなかったが、知人に誘われたため、また近所のため覗くこととなった。

「巡りゆく日本の夢」という、無理やりつけたような副題にも少々警戒しており、事前に参観した友人に内容を問い合せての結果でもあった。

平日午前にもかかわらず、切符を買うところからの長蛇の列にうんざりさせられたが、中はまだなんとか観られる状態であった(それでもかなり多いのだが……)。

結果は、というと、普段あまり馴染みない作品を多く観られて良かった。特に素描とそれに関する油彩画を比較出来たのは興味深かった。やはり、画力や観察力のある人であったと思う。

その画風や死に様から、とかく「狂気」を強調されがちな人であるが、純粋に才能があった人だと感じられた。あと、最晩年まで意欲的に描き続けていた様子も伝わり、以前から腑に落ちなかった自死説への疑問も深まった。

死の直前に絵具を多めに注文するなど、昔からその定説を疑う話があったが、晩年の作品「カラスのいる麦畑」の陰鬱さ(根本これが陰鬱かどうかの議論もあろう)や、それを強調する諸媒体の論に未だ引かれている観がある。

とまれ、態々出向き、切符を買って観る価値はあった。有名諸展恒例の、お喋りおばちゃん達が、意外と関連出展の細かい浮世絵等に気をとられてゴッホ作が観易かったのも良かった(笑)。


上掲写真: 京都国立近代美術館前のゴッホ展の看板と平安神宮の大鳥居。色的に合っているように見えるが、意図したものなのであろうか……。

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 催事(友人其他)
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