2018年04月03日

落花移季

民家の古い石垣下に吹き寄せられた桜の花びら

染井散り始める

桜の花だよりが聞かれるようになった先月下旬から、拙宅付近の京都市街東郊も観光客が増加してきた。

そして3月28日に満開を迎えると、その数は極みに達した。哲学の道なぞは、つい半月前まで平日殆ど人を見なかったが、今では前後それぞれ1000人は居そうな勢いである。

今年は開花後に雨がなく比較的満開状態が長く続いたが、さすがに宣言から1週間も経つと、散る花が多くなってきた。ただ、染井以外の枝垂桜や八重桜等の品種では、これから見頃を迎える樹もあった。

満開もいいが、散った際に現れる非日常的な状景もまた好むところ。今日は、外出ついでに見た、そんな桜の散り際を少々紹介したい。


上掲写真: 民家の古い石垣下に吹き寄せられた桜の花びら。京都市左京区東郊の鹿ケ谷地区にて。


哲学の道沿いの疏水分線の水面を流れゆく桜の花びら

とはいえ、紹介するのは琵琶湖疏水の分線に沿った所謂「哲学の道」のみで、今頃の花の様子は写真の如きが代表的か。

かなり花を落として疎らになってはいるが、まだまだ花風情を保っている。注目すべきは、大量の花びらが疏水の水面に乗り流れていくこと。

その為か、いつもは暗い下部も、上方共々、明るく華やかに感じられた。これなぞは、正にこの時期ならでは風情であろう。


桜の花弁積る疏水分線の小道
水面(みなも)だけでなく、併走する路上(「哲学の道」対岸側)もこの通り。大量の花弁が降り積もり、いつになく明るく、艶やかな印象を与えている


「哲学の道」際の疏水分線沿いにある満開の枝垂桜
「哲学の道」際の疏水分線沿いにある満開の枝垂桜

「哲学の道」辺りでは、今は枝垂桜が盛りとなっていた。写真の樹などは、染井の満開を逃した見物客の寵を受け、観覧や撮影で周囲大賑わいであった。


IMGP6293.jpg
疏水分線沿いの小道(「哲学の道」対岸側)の雪柳(左下の白い花)と新緑(上)

今年も季節動き始める

桜が盛りを過ぎると同時に、急速に樹々が芽吹いてきた。人の気を春に変える桜花は、恰もその他の樹々にも春到来を伝える機縁のようである。

世の方々に長く滞留していた冬模様は刻一刻と払拭されていくことであろう。今年も季節が大きく動き始めた。

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 逍遥雑記
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