2018年09月02日

白雲湖会

白く光る滋賀県・琵琶湖東岸の入道雲

初秋残暑での湖会開催

今年もまた9月に湖会(うみかい)を開催。

淡水湖、琵琶湖での水浴を楽しむ催しで、いつもはもう少し早くから行うのであるが、今年は皆の日が合わせ辛かったため、遅くなってしまった。

ただ、初秋とはいえ、まだまだ暑さが続いていたため、不都合は全くなし。強いて言えば、台風や前線の所為で天候が不順なことであったが、快晴も肌が焼けて暑いので、個人的には減点とはならなかった。


上掲写真: 夕方、琵琶湖対岸に現れた入道雲。白く光る様が鮮烈で、珍しく感じられた。


滋賀県琵琶湖西岸の浜で試みた、ビニールのシートや紐を使った代用タープ

先ずは代用日除けを実験設営

浜に着き、最初に日除けを設営する。参加者の発案で、ビニールのシートや紐等の手持ち資材と簡易な方法により、市販品に劣らぬ実用的なその構築を目指す。まあ、ちょっとした実験である。

初めてのこともあり、試行錯誤を繰り返したが、皆で手分けしてなんとか写真のような「代用タープ」を張ることが出来た。以前、現地のツルヨシでタープを張った我々なので、然程苦労はない。

見栄えと広さが足りないという問題もあったが、日除けとしては一先ず問題なし。まあ、今後の課題としよう。


滋賀県琵琶湖西岸の砂で閉塞された河口を掘って河水を排出する湖会参加者

鮎の遡上手伝う

日除け設営後、食事や水浴等、参加者各々で湖岸を楽しむ。その後、岸に集まってきた稚鮎の群が、砂で河口が閉塞されて川に遡上出来ない様子を見たため、皆で助けることにした。

写真がその様子で、浜の砂を掘って右から流れきた河水を湖に排出させた。水路を曲げているのは、沖合を暴走するジェットスキー(水上バイク)やモーターボートの波による再閉塞を防ぐため。

ボートの波が湖岸の生態系に影響を与えているニュースを以前目にしたことがあるが、図らずも実感させられた。勿論、ここだけの状況で全体は論じられないが……。


開削した滋賀県琵琶湖西岸の河道を遡上する鮎(中央上と右)
開削した河道を遡上する鮎(中央上と右)

河水が琵琶湖に注ぎ始めると早速鮎が遡上を始めた。一気にではなく、一群づつの段階的にである。

ただ、夕方になると川自体が細ってしまった。やはり元から水が少なかったのか。先週現地を見た参加者によると、完全に渇水していたという。先日の台風で少し水が戻ったが、猛暑の日照りを回復させるほどのものではなかったのか。

遡上した鮎が結構な割合で湖に下り戻るのを訝ったが、再渇水の危険を感知していたのかもしれない。


夕刻の滋賀県琵琶湖岸に現れた、光る入道雲
対岸に光る入道雲が現れた夕刻の湖岸

光る雲に送られ撤収

そして、十分涼み、寛いだあとの夕方、撤収して湖岸を後にした。趣ある湖岸の夕景や市街の暑さを想うと離れがたいが、まあ仕方あるまい。

稚鮎の群が集まる美麗な水や環境がまた楽しめますよう……。

今日は近くを襲った激しい夕立が外れたことも良かった。皆さん、お疲れ様でした、色々と有難う!

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 湖会
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