2019年03月02日

続雪山錬行後記

桧葉にまみれる、京都・雲取山山中の残雪

北陸山行から近場鍛錬に復帰

福井内陸部の「気になっていた山」、越前甲(えちぜんかぶと。標高1319m)登頂から1週間後の今日、近場の雪山鍛錬に復帰。場所はお馴染みの京都市街北方の雲取山。即ち前回訪れてから2週間ぶりの復帰であった。

今朝は比較的気温が高かったが、都合により出発が遅くなった。いつもの如く芹生峠(せりょうとうげ)を目指すが、路上には雪がなく、峠の北裏にあったアイスバーン的状況もなくなっていた。

お陰で、芹生集落を過ぎ、林道途中まで車行が叶い、大いに時間短縮が出来た。前回までとは大きく状況を異にする驚くべき変化であった。

あれだけ寒く雪も多かったのに、林道上はおろか山中にも殆ど雪がなく、鳥が囀り暖かな陽が射し込む、正に春の訪れとなっていた。

思えば、最も寒く感じられた2週間前の森なかで初めて鳥の声を聞き気になっていたが、この前触れだったのか。


上掲写真 桧葉にまみれる京盆地北方山地「北山(きたやま)」の残雪。雲取山(911m)への途上の林道にて撮影。


雪解けが進んだ京都・雲取山の林道と山肌
京都・雲取山の麓へと続く林道。明るく陽が射し、あれ程あった雪が殆どなくなっていた


雪が解けた、京都・雲取山三ノ谷の分岐部
前回までは雪が深まる場所であった三ノ谷分岐もこの通り


京都・雲取山の三ノ谷奥地の残雪
三ノ谷の林道を遡上すると、さすがに雪が現れた。標高は750m程


京都・雲取山の主峰直下の支流谷分岐部の倒木
これは前回紹介した主峰直下へ続く支流谷分岐部にある倒木。前回は7、80cmの雪が載り通行を阻害していたのに、今はこの有様


雪解けした、京都・雲取山主峰直下の支流谷
雲取山主峰直下の支流谷の様子。ここも雪は僅か。雪が消えたことにより、沢上に続く夏道が初めて確認出来た。しかし、所々崩落しているので注意


京都・雲取山主峰直下の谷なかにあった炭焼窯跡とみられる石組遺構
支流谷最後の分岐部にあった古い石組炭焼窯遺構。積雪時から認識していたが、雪解けにより改めて確認出来た。雪崩や出水、崖崩れを避けた絶妙の場所に構築されている。これ以後は主峰まで急斜が続くので、恐らくは芹生側最後の窯とみられる。但し、最近知った調査資料によると、中世以前に遡る人跡遺構の可能性もあるので要注意


京都・雲取山三ノ谷支流傍で発見した人為的杉の並木と古道跡らしき痕跡
こちらは炭窯前の支流谷本流傍で発見した人為的杉の並木とその裏に沿う古道跡らしき痕跡。これなぞは積雪時には全く気付かなかった。この谷を詰めると主峰部を巻きながら北方は花脊大布施方面へと連絡可能なため、古い短絡路と路肩の境界木等が想定される


雪解けした、京都・雲取山三ノ谷支流谷奥の主峰直下の急斜面
支流谷を遡上して現れた主峰直下の急斜面。ここも、この通り雪は殆どなし。前回まで危惧していた雪崩も、今は昔の出来事か


雪解けした京都・雲取山の主峰頂
やがて雲取山主峰着。なんと、頂上も全く雪はなかった。何やら狐につままれた気分。そして、ここまでの時間の短さにも驚く。雪が大きな交通障害となることを改めて実感


京都・雲取山の古い三等三角点
山頂脇には頂の証である明治中期の三等三角点も。前回まで雪で埋もれて全く判らなかった


京都・雲取山主峰北斜面の残雪
主峰頂部から稜線を北へ進み、お馴染み目的地・雲取北峰に向かう。写真はその途中遭遇した本日唯一の雪原。主峰北斜面なので残ったか


南鞍部から見上げた雪解けした京都・雲取北峰
そして、鞍部から雲取北峰を見上げると、やはり雪はなさそうであった


京都・雲取北峰の北東尾根からみた雪解けした周辺山地
まもなく雲取北峰の山頂に着く。いつもの北東尾根からの眺めもこの通り


京都・雲取北峰から見た雪解け進む比良山脈南部や蓬莱山
滋賀県西部に連なる比良山脈南部の景。左端に聳える蓬莱山(1174m)にも雪解けによる大きな地面が見えた


京都・雲取北峰から見たまだ雪深い比良山脈西北部と武奈ヶ岳
こちらは比良山脈北西部にある同山脈最高峰の武奈ヶ岳(1214m)。こちらの方はまだ雪が多そうにみえた


京都・雲取北峰から見た滋賀県北部の三重嶽
これは本日最も遠方に見えた雪山。恐らく滋賀県北部の「三重嶽(さんじょうだけ。974m)」か。北陸に近い緯度と気象条件によるのか、まだ多くの雪がありそうである


京都・雲取北峰の残雪に座り記念撮影
折角なので、雲取北峰山頂に一部残る雪上に座り、前回同様の足入り撮影を行う。水っぽい雪ですぐに離れたが、何やら名残惜しい気分にも


雪解け進む、京都・雲取北峰山頂下のゲレンデ的斜面
以前山スキー(バックカントリー)の痕跡も見られた雲取北峰頂下のゲレンデ的斜面もこの通り。先日の雪原もまた、夢のまた夢か……


北東尾根から仰ぎ見た雪解け進む、京都・雲取北峰山頂
一応、前回同様、雲取北峰山頂をその北東尾根から仰ぎ見る。何やら、陽の力や諸々の色、空気感等の全てが違って見えるように感じられた

名残り惜しくも当山域での今季訓練終了

昼食を挟み北峰山上に長くいたが、やはり下界とは違う気温の低さを感じた。朝晩はまだまだ寒そうである。ただ、この地域での今季の雪上訓練は今日で仕舞いとなった。

名残り惜しいが、まあ致し方あるまい。また巡り来る次の冬を楽しみに……。

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山会
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