2020年10月31日

2020秋野営会

JR琵琶湖線瀬田駅の跨線橋上から見た、北上する鉄路と果てに聳える三上山(近江富士)

コロナ第3波到来の予兆下、野営会再開

未だ収まらないどころか、危惧通り第3波到来の兆しすら見え始めた新型肺炎騒動――。

恒例の野営会も、春は緊急事態宣言による外出自粛要請により中止したが、今秋はその要請もなく、また危険度も下がる屋外行事のため、感染に留意して開催することとした。

とはいえ、やはり参加者する人は少なく、また世帯内の誤連絡により更に減ったこともあり、いつにも増して細やかな規模となった。しかし、主宰として、野営好きの身としては実に喜ばしい再開となった。

そんな細やかなながら意気軒昂として迎えた開催初日の今日。重荷にマスクや消毒剤を追加した、いつにない装備で家を後にした。


上掲写真 野営会の待ち合せ場所となったJR琵琶湖線瀬田駅(旧東海道線。滋賀県東南)の跨線橋上から見た、北上する鉄路と果てに聳える三上山(標高432m)。今日訪れる場所ではないが「近江富士」の別称を持つ湖東著名の標識的・象徴的低山である。


秋の湖南アルプスの樹々と沢

参加者提供の支援車輌と待ち合せるため朝JR瀬田駅に集合したが、知らせていたにもかかわらず、いつも通りバス始発駅に間違って下車した人も。

仕方なく再度列車に乗ってもらったが、まあ近いため然程の影響は出ず。

そして車輌にて野営地最寄りの小売店に着き、そこで食材等の買出しを済ませ登山口に至った。写真はその付近の様子。

恒例の場所、湖南アルプス特有の灌木景である。低山の所為か、まだ紅葉の秋という雰囲気ではなかったが、冷ややかな山の気に包まれていた。

実は、本来は今月7日(土)・8日(日)に開催する予定だったが、台風接近とその警報発令により中止していた。代替日の今日は見ての通りの秋晴れとなり、めでたい限り。


野営での余興用に持参したパーラーギター(ミニアコースティックギター)

復活した余興道具持ち山道へ

さて登山口から徒歩で山を登るが、今日はいつにも増して荷物があった。

それは、写真に見えるギターである。所謂「生ギター」のアコースティックギターで、普通のものより小さいが、それでもケース等込みで5kg近い重さとなった。

金物等の野営具を満載した大型背嚢は20s弱あったので、合わせると結構な負荷に。それより、身体の前にギターを固定しつつ、急で足下の悪い山道を進むのが難儀であった。まあ、先月行った剱岳等と比べると遥かに距離や高低差は小さいのであるが……。

アコギを持参するのは10年ぶりくらいか。その時持参したのはこれよりもっと小さく軽い物で、罹災時に失われ、その後長く所有しなかったが、去年思い切って別物を買って復活させたのであった。

今日は人数が少ないながら、一応改元記念で昭和・平成歌謡の弾き語りをやると告知していたので、持参したのである。ただ、その運搬の難儀に少々後悔させられた。


焚火で沸かしたお湯を注ぐ前の三泡台(八宝茶)

有難く嬉しい野営地での諸々

初持参の少々大きなギターの運搬に難儀しつつ、やがて野営地に到着。ちょうど正午過ぎとなったので休息がてら各自持参した食品で昼食を摂る。

その後、天幕を設営し手分けして竈や水場等の整備を行ったのはいつもの通り。慣れたことだが、こうしてまた取り組めることが有難く、嬉しい。

写真は諸々の準備が終ったあとに振舞った大陸西方名物「三泡台(さんぽうたい)」。別名「八宝茶」とも呼ばれる、茶葉に枸杞や龍眼等の果実・氷砂糖を加えた甘茶で、まさに回教風味・シルクロード風味であった。

外国の珍奇な飲料を何故わざわざこんなところで振舞うのかというと、実は乾燥して寒暖の差大きい今時分の気候が、常飲現地の気候と似ているため。つまり、いつになくそれが美味く感じられ、疲労にも効く為である。


小さなキャンプファイヤーと炉端で過ごす野営地の夜

冷えた満月の夜

そして日没。いつものように、鍋を主として炊飯や焼物等を行う夕食を楽しむ。ただ、10月末とあって、かなり冷えてきた。

皆衣服を足すが、もはや調理用の竃では暖を稼げないので、参加者が個別に用意したキャンプファイヤーの火に頼った。

切り出した倒木太木の赤松から上がる炎が、暖かく、頼もしい。


地面に石を組んで作られた炉で火柱を上げるキャンプファイヤー
地面に石を組んで作られた簡素な炉で火柱を上げるキャンプファイヤー。寒さのため、これにあたりながら弾き語りを行うも、指のかじかみと煤に因る喉の不調で上手くいかず。昼間少しやった時の方が盛り上がったか


野営地の夜空に現れた大きく明るい満月
弾き語り以前には、夜空に大きな月も現れた。今日は丁度満月の日だったのである。夜が更けるほど辺りを明るく照らすそれは野営には有難い存在


月光に照らされる湖南アルプスの山間
月光に照らされる山間

冷えと夜露の夜更け

仲間との色々な話は尽きないが、夜もかなり更けてきたので、やがて火を鎮め、お開きとした。

冷えもさることながら、夜露が驚くほど生じ、地表にあるもの全てを濡らしている。竈や集めた薪の上に天幕を掛けて正解であった。これで明朝の火熾しも楽であろう。

では、今日はお疲れ様のお休み様……。


「2020秋野営会」2日目の記事はこちら

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山会
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