2021年06月17日

梅雨慰誨

平安神宮大鳥居とその後背上空を横切る積乱雲

静まるも命脈保つ梅雨

観測史上最早で訪れた今年の梅雨。

それも、早ひと月が経過したが、当初の強さとは裏腹に、その後暫く「中休み」的な晴天等が続いていた。しかし、先日また纏まった雨があり、再度梅雨時を実感させられたが、長くは続かなかった。

昨日は全日雨のような予報であったが、意外に降らない時間も多く、今日も不安定との注意がなされていたが、目立つ崩れは起こらなかった。

ただ、そうした中での雷雲襲来により文章編集箇所が機器の電源落ちと共に消失し、その際発覚した無停電装置の電池更新の出費や手間を強いられたことは少々手痛いこととなった。

とまれ、驚くほど早く到来した梅雨は、その後大人しくなりつつも、時に頭をもたげ、確かにまだその命脈を保っていた。


上掲写真 本夕、所用の折通った京都市街東部に聳える平安神宮大鳥居と、その後背上空を横切る積乱雲(応天門前から外側方向を見る)。差し込む日射と重い雲との対比が梅雨の晴れ間の一瞬らしさを感じさせる。


真如堂の沙羅双樹の花

問いから判明もう一つの佛樹

さて、梅雨の合間の出掛けついでに撮ったのが、写真の白い花。昨日紹介した、京都岡崎地区からも近い、真如堂の沙羅双樹という樹の花である。

実は、同寺の菩提樹を親類に教えた際、「報道にあった沙羅双樹ではないか」との問いをうけ否定したものの、念のため、確認に来たのである。

結果は、親類の情報も正解であった。どうやら、菩提樹とは別に、その対面にあった沙羅双樹の花盛りも報道されていたようであった。

真如堂本堂前でその樹を探すと、菩提樹の対面にある特別な竹垣内から伸びる細い樹を見つけた。枯れた古木の代りか、細く、若そうな樹であったが、確かに本堂前で菩提樹と対になる位置にあった。

宮殿でいうところの、左近の桜・右近の橘のような2大要樹的存在か。

ただ、これも菩提樹同様、印度本来の沙羅双樹ではなく、代用樹だという。その本名は夏椿。確かに花は椿そのもので、見ている傍からポタリと落下するのも同様であった。

しかし、普通の白椿とは異なり、絹の様な光沢があり、幾分特別なもの、有難いものに感じられた。


真如堂本堂左前(北西)で花を咲かす沙羅双樹の木
真如堂本堂左前(北西)で花を咲かす沙羅双樹の木。他の樹と被って判り辛いが、竹垣右端辺りから伸びる細い木である

またも識る、珍しき佛樹と花の候――。

安定しない梅雨空と、コロナ禍時世に於ける、優しき慰めなのか。

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 逍遥雑記
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