2021年10月31日

宮前好肆

ギャラリー&カフェ「ecole」前から見た赤神山(太郎坊山)と太郎坊宮

巨岩聖地縁の目的地

然程の高さはなくとも、存在感ある双耳峰が街なかに屹立。その中腹には何やら山に抱かれるように大型の建造物が……。

そこは、勝運信仰と巨岩・奇岩で有名な太郎坊山(赤神山)と太郎坊宮。滋賀県中東部は東近江市・八日市にある小山と社殿である。今日は午後遅くこの八日市に出向いたが、目的地はこの太郎坊宮ではなく、麓の施設。

本来あまり関係ない写真だが、目的地からこの山の絶好の眺めが得られ、また、嘗てここに宮の遥拝所があったとされる縁により掲げた。


滋賀県東近江市八日市にある元学校校舎を利用した建築会社とギャラリーカフェecoleの木造建築
太郎坊に背を向けると今日の目的地が姿を……。地元建設会社の建屋であり友人が個展開催しているカフェギャラリーがある大型木造建築であった


移築明治期校舎の建設会社倉庫を改装して設けられた、滋賀県東近江市八日市のギャラリー&カフェ「ecole」の建屋(右部)
ギャラリーは長い建屋の右側にあり、左側建屋との間に、この様なエントランスがあった

懐深いギャラリー&カフェ「ecole」

個展作家は馴染みの写真家サカネユキさん。以前案内状をもらいながら遠方のため機会がなく、漸く最終日の今日、急遽訪問することが叶った。

本来は電車か車を借りて行く場所ではあるが、閉廊までの時間が少なかったので、思い切って2輪を駆り、家から直に訪問した。

結果、便利なスマートフォン・ナビゲーションにより、意外と高速利用の自動車と然程変わらぬ時間で到着することが出来た。

そして現地では、最終日の日曜とあって、サカネさんとはあまり話せなかったものの、作品展示やその様子はじっくり観させてもらった。

作品以外で興味深かったのは、明治期大津に建てられた小学校を移築・改装したというギャラリー内部。木製瀟洒な洋風階段や広々とした空間が特徴で、都会のギャラリーとは異なる好感が持てた。

また、2階のギャラリー下に併設されていたカフェスペースも広く、良い空間で、自ら改装を行ったという経営者夫妻の愛情と、さり気ないこだわりが随所に感じられた。言わば、物心両面の懐深さを擁す、といった処か。

サカネさんに紹介してもらい、そのご夫婦と話したが、気さくながら礼を弁え、また稀に見る好奇心をお持ちの方々であった。本来は観覧後すぐ帰る予定だったが、思わず話が弾み、時間外の長居させて頂くこととなった。また余裕をもって訪れ、ゆっくりお話しさせてもらいたいと感じた。

本来はそれら店内の写真を紹介したかったが、忙しい状況故叶わず申し訳ない限り。また機会あれば、撮影や掲載の許可を得て紹介したいと思う。

しかし、色々な場所に志のある人がおられ、嬉しく頼もしい限り。機会をくれたサカネさんには深く感謝したい。

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 催事(友人其他)
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