2022年02月27日

雪中捜検

比良川河岸付近の山麓よりみた、山上に雪を戴く堂満岳と比良山脈の山々。2022年2月27日撮影

雪山の落とし物探し

今日も朝から雪山へ向かったが、今回は登山が目的ではなかった。

先月初めに隣県滋賀西部にある比良山脈の堂満岳(暮雪山。標高1057m)山行の帰路にストック(山杖・トレッキングポール)の一部を失くしたが、その回収に出向いたのである。

まあ、過日記した通り、恐らくは回復不能な故障があったので、回収しても使えない可能性が高かったが、放置して山のゴミにするわけにもいかず、早期の回収を試みることにした。

さて、ここ数日温暖な日が続き、今日も冬装備の無い車輌で麓まで急行できたが、平地より気温が低く、あの後また積雪が数度あった山中の様子は不明であった。

果たして、上手く回収できるや否や……。


上掲写真 比良川河岸付近の山麓よりみた比良山脈と堂満岳(中央の鋭角の峰)。今日は前回とは逆コースとなる、山頂右の正面谷から登って山脈鞍部の金糞峠に至り、そこから稜線を左に進んで山頂に至る道をゆく。即ち、前回落とし物をした下山区間を辿り、その探索を行う。


積雪ある比良山脈・正面谷駐車場上の林道。2022年2月27日撮影
前回同様、峠の凍結を警戒して朝遅めの時間に麓に着き、山に入る。この様に駐車場のすぐ上から積雪が始まるのは前回同様で、同じく途中で一部禿げた区間が現れ、それが終る辺りでアイゼンを装着して進んだ。


比良山脈・正面谷上部の青ガレ下部の雪原。2022年2月27日撮影
砂防ダム脇に付けられた林道が終ると、いよいよ見上げるような急登に。前回と雪の量は変わらず、踏み跡を辿る限りワカン(輪かんじき)が不要なのも同様であった。ただ、気温が高めのため、雪崩を警戒し、上方の異変や音に気を配りつつ進む(この日、近江西部に雪崩注意報は無し)


雪に覆われる比良山脈・金糞峠。2022年2月27日撮影
正面谷の急登を詰め、やがて金糞峠(かなくそとうげ。標高約880m)に到着。ここも、雪の量や質に変化なし。前回以降に降った雪は融け、前回同様、根雪部分が残ったのか。ただ、よく見ると若干新雪が覆っているようにも思われた


比良山脈・堂満岳山頂裏の雪の尾根や雪庇。2022年2月27日撮影
金糞峠西南の堂満岳山頂裏の尾根もこの通り。多くの雪や雪庇が健在。しかし、左右に注意しながら進むも遺失物は見つからず


雪で覆われる比良山脈・堂満岳山頂。2022年2月27日撮影
そして、間もなく山頂に到着するも、結局探し物は見つからず。雪に埋もれてしまったのか。それとも、そこそこ大きさがあり、目立つものなので、誰かが拾ったのか。麓のレスキュー小屋にでも問い合わせるか。仮に、誰かが収得し活用していても、ゴミになるより良いのだが……


吹雪に見舞われる、比良山脈・堂満岳山頂裏の雪の尾根。2022年2月27日撮影
山頂で昼食を済ませ下山を始める。本来は別路を採りたかったが、再度探すため同じ道を下ることに。ところが、山頂に着いた辺りから風が強くなり、帰路にはこの様に吹雪まで発生した。稜線付近の気温は-2度程だったが、身体を煽られるほどの風を伴ったので、忽ち手足が寒さで痺れだした。やはり、山は侮り難し


金糞峠下部、正面谷上部の青ガレ付近より見えた琵琶湖や沖島等。2022年2月27日撮影
金糞峠下部のガレ場「青ガレ」付近から見えた琵琶湖や沖島(左上)等

風と雪は収まるも

強風と吹雪の寒さに耐えつつ金糞峠から正面谷に入ると嘘の様に風と雪が静まった。その後、また雪崩を警戒しつつ麓まで下るも、結局、目当ての探し物を見つけることは出来なかった。

こうして昼食を除く約3時間の雪中捜査は終了。仕方ない、成果はなかったが、鍛錬でもしたことにしよう。もし、小屋等への問い合わせが不調に終われば、雪解け後にでもまた再捜索したいと思う。

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山会
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