2022年04月04日

鴨東満花

東山山麓の桜の名所「哲学の道」の端点・若王子(にゃくおうじ)付近で咲き誇る雪柳や桜。2022年4月4日撮影

コロナ・戦争止まぬも花期来る

コロナ拡大阻止を図る「蔓防」規制も先月で明けたが、結局感染者数は下げ止まりとなり、そして現地及び世界に甚大な影響を与える戦争も続く。

それでも、季節は確実に変じ、温和な気候と共に花の時期がやってきた。

京都市街中心にある京都地方気象台が先月24日に開花を宣言し(平年比2日早)、その後、同30日には満開も発表された(同5日早)。

そして、自宅がある市街東部でも昨日辺りから満開直前を実感出来る状況となった。今日は珍しく朝早く動く機会があったので、そのついでに付近の名所(賀茂川〈鴨川〉以東)をさっと確認してみることにした。


上掲写真 東山山麓の桜の名所「哲学の道」の端点・若王子(にゃくおうじ)付近で咲き誇る雪柳や桜。本来、京都市街では雪柳が先に満開となるので、同時に咲き進むのは珍しく思われた。


哲学の道・疏水分線沿いの満開の桜並木
前掲写真と同じく、先ずは「哲学の道」の桜から。東側に大文字山系が迫るため朝は陰が多く、更にここは若木が多い場所だが、それでも、疏水分線の両岸に花の並木が続き、華やぐ。その咲き具合は、正しく「満開」


京都蹴上のインクライン土手上から歩道を包み込むように咲く満開の桜。2022年4月4日撮影
続いて哲学の道同様、琵琶湖疏水関連の施設「インクライン」の桜。地名から「蹴上(けあげ)の桜」とも呼ばれる。嘗て使われた舟運軌道(インクライン)の土手上に圧巻的桜並木がある。ここも満開だが、何故か花弁が萎れ気味であった。乾燥か朝の陽当たりの悪さ等が影響しているのか


インクラインの土手上に続く軌道と両側の桜並木及び大勢の観覧者。2022年4月4日撮影
インクラインの土手上に続く軌道と両側の桜並木。平日月曜の朝にもかかわらず、既に大勢の観覧者で賑わっていた。さすがは人気の名所。哲学の道も週末は凄い人出となるが、今朝はこちらの圧勝か


京都市岡崎地区を流れる琵琶湖疏水沿いの桜並木と観光用十石舟。2022年4月4日撮影
続いて、琵琶湖疏水本線の下流側となる岡崎地区の桜。此岸の歩道や対岸の動物園・美術館等の文化施設の敷地縁に多くの桜が植えられており、名所化している。ここもまた満開。水面に浮かぶのは出発を待つ観光用十石舟。花も天気も絶好の条件なので、乗船客はさぞや満悦であろう


京都市岡崎地区を流れる琵琶湖疏水沿いの桜並木と走り去る観光用十石舟。2022年4月4日撮影
同じく岡崎地区の疏水沿いの桜。文化施設側は比較的大樹が多く、見応えがある。十石舟はその下を走り抜けていく


京都賀茂川(鴨川)沿いの満開の桜並木。2022年4月4日撮影
最後は賀茂川(鴨川)の桜。土手上に断続的に並木が続くが、他所には無い上下左右の広大な空間が魅力である。勿論ここも満開


川風に花弁舞う京都賀茂川(鴨川)の桜。2022年4月4日撮影
同じく賀茂川の桜。少し成長が早かったのか、この様に川風に花弁が舞い始めていた。まあ、「満つれば欠く」の理(ことわり)通りか。少々寂しいが、これもまた致し方なし

禍事早滅!

以上、これにて今朝の個人的花確認は終了。読者皆さんに対しては、諸々の不穏が片付かぬ中の一服の清涼剤、花だよりまで。世の理通り、禍事(まがごと)も早く勢いを減じますよう……。

悪疫退散、ウクライナと自由に栄光あれ!

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 逍遥雑記
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