
今季最後の猛暑日(?)に
今日は平日火曜ながら、ひとときの避暑に出た。今年初の湖水浴である。
暦は、早くも秋初旬の9月半ば。しかし途方もない暑さが、ここ京都市街でも続いていた。本来ならもっと早くに行いたかったが、夏の案件等の関係で動き難く、盛夏8月を超えたこの日となった。
実は、仕事的にはまだ少々キリが悪かったが、予報を見ると今日辺りが最後の猛暑日となりそうだったので、急遽振替出動したのである。
上掲写真 このサイトの湖会(うみかい)記事ではお馴染みの、隣県滋賀は琵琶湖西岸にある雄松浜(近江舞子)の美麗な汀(みぎわ)。先月で遊泳場営業を終えたが、少数ながら家族連れ等の水浴客の姿が見られた。

朝遅くに家を出たので途中が暑かったが、無事到着して湖水に浸る。現地の気温自体が、京都よりかなり低く、空調不要の状況だったが、暑さが蓄積した身の冷却には有効であり、心地よかった。しかし、水の微温さに、湖自体への今季の只ならぬ暑さの蓄積も感じられた

やはり現る騒々しき面々
人は少なく、しかも季節外れの平日ながら、写真のごとく、やはりプレジャーボート(水上遊艇)が現れた。
一応航行禁止帯(ブイ列)の外を走っているが、突っ走るエンジン音と、大音で垂れ流す音楽がうるさい。しかも、曲がプリンセスプリンセスの夏歌という80年代歌謡で、中高年の所業が疑われ、苦笑させられる(不覚にも、自分も「YES MY LOVE」等を口ずさみ、恥じ入るが。笑)。

その後、右手(南)沖合に多数の水上バイクが現れ、縦横無尽の暴走騒音も発生。すると、どこからか、滋賀県警の警備艇が現れ、それらは散り失せた。
だが、禁止帯を越え、浜に着岸した1艘の水上バイクが、先程浜に現れた2人組の女子を乗せて沖に進発。写真はそのバイク(左)とそれに接近する警備艇(右)。すれ違いざまにバイク操手が手を挙げて合図したが、特にお咎め無しのようであった。
ん?
それでいいのか?小さい子供もいる湖岸に侵入し、出会ったばかりの女子を密室的な沖に連れていこうとするのに。近年ひき逃げ事件や沖でのわいせつ事件等で騒ぎになっていたのではないのか。多大な経費をかけて警邏しているのだから、せめて資格・安全確認の臨検くらいすべきだろう。
それにしても、浜で長く説得されたようだが、こんなに多くの事件・事故の危険が報じられているのに、女子2人も簡単に知らぬ輩の後席に乗ってしまうのか……。
その後、2時間程沖にいたり暴走に付き合わせられたりして、水浴に来た殆どの時間をとられてしまったようである。果たして、2人共それを望み、納得出来たのであろうか。

また、堂々と水泳場内に入り込み、人の近くで走行する悪質な輩も現れた。しかも、その後、低速で湖岸を並走して浜に目を凝らしている。恐らくは女を物色しているのであろう。その様な連中が夕方幾艘も現れた
ここで小生の飲み達、源さん登場。
「いい歳したおっさん共が、気持ちわりぃんだよっ!」(笑)。

折角避暑に来たのに、人の少なさの所為で良からぬことに目がついてしまう。そのついで指摘するが、白砂青松の名勝地・雄松浜の湖岸が、この様にかつてないほど抉られ酷いことになっている。この様な光景はこれまで見たことがない。恐らくは、自然の湖波より格段に強く引っ切りなしに起こされる水上バイクを含むプレジャーボートらの曳き波の所為であろう
ここでも源さん登場。
「おい滋賀県!、騒音・安全どころか、湖自体も破壊されてるじゃねぇか!なんとかしやがれ!!」(笑。同感)。

最後の水浴と共に猛暑の夏も……
否定的な記述が多くなったが、これも現況報告・問題喚起のため。個人的には日没近くまで泳いだりして、避暑水浴を味わうことは出来た。あとは暗闇に囲まれる前に山越えして帰るのみ、である。
写真は、特有の淡色の夕景が現れ始めた琵琶湖水面や上方の空。もう少し待つと更に良い桃色になるのだろうが……。帰路の蓬莱駅付近にて。

湖岸より振り返ると比良の稜線に綿塊の如き雲がかかっていた。湖岸共々、夏の終りらしい眺め。そして、間もなく日没。恐らくは、今季最初で最後となる私の湖水浴と共に、猛暑の夏も終るのか……