
超特急車窓の雪峰探し
正月休み及び連休明け早々ながら、珍しく新幹線に乗る機会を得た。
その車窓から景色を観ていたが、気になるのは、やはり山。しかも時節柄雪山で、つい遠望してまで、その存在を探してしまう。
そう、今季はまだ雪山に入っていない、ということもあった。昨年12月はまだ近隣の山に雪が少なく、また今日のように遠方への所用のため年初も行けずじまいだったのである。
富士山や、僅かに覗く南アルプスの雪峰に次いで、確かな冠雪の姿を見せたのは、写真の伊吹山(標高1377m)であった。
さすがは、安定確実の豪雪山地。滋賀・岐阜県境の市街地近くにありながら、3000m超の上記2山に劣らぬ雪を戴いている。そういえば、昨年3月に個人的初登頂を果たしたばかりの山であった。

こちらは、同じく新幹線車窓よりみた滋賀県北西・野坂山地(高島トレイル)の雪山、赤坂山(同824m)。北陸福井との県境にある為ここも降雪が多く、麓にはスキー場もある。ここも、昨年初めに雪歩きを楽しんだ

続いて見えたのはこのサイトでもお馴染みの滋賀西部・比良山脈の雪峰群。山脈中核部分で、中央左に尖った堂満岳(標高1057m)、同右に最高峰の武奈ヶ岳(同1214m)が見える。ここも、非高山ながら、安定の雪量。なお、雪の堂満岳には、昨年2月に2度出かけている

こちらは、比良山脈南に聳える比叡山(標高848m)だが、京盆地に入ってからの姿。あまり雪が載らない山だが、今日は珍しく薄っすら冠雪している。どうやら朝方に、市内共々少々降雪したようである。雪の叡山といえば、2020年2月の厳寒時に登った時のことが思い出される

こちらは、個人的鍛錬場として馴染みの、我が左京区の京都北山(城丹尾根・丹波高地)の天狗杉や杉峠等の山。いわば「奥鞍馬」に相当する場所で、多量の積雪が確認できる。かなり期待出来そうである。ここも去年1月の多雪時に行った、天狗杉・寺山・地蔵杉山等への山行が懐かしい

こちらは新幹線ではなく、下車後に乗った市バス車内より。かの三条大橋と賀茂川(鴨川)の景である。市中に雪はないが、この時期らしい空模様で、寒々しく、また実際に厳しい寒さとなっていた
さて、間もなく帰宅。新年もまた隙をみて雪峰を歩きたいと思う。