2023年02月03日
節分復鬼
三年目の完全復活?
今日2月3日は節分。
存知の通り、それは「大寒」期間の最終日で、春の始まりとされる「立春」前日に当る。節分は、厳寒期の最後という、気候的に旧暦正月と関係が深い、東亜の国、日本にとって特別な日であった。
本来なら大晦日的なめでたい日だが、平日でもあり、個人的にも特に節分行事に出掛ける予定もなかった。しかし、注連縄等の正月飾りを燃してもらうために、今年も、夕方節分祭で賑わう吉田神社に出掛けた。
上掲写真 京都市街東部・神楽岡中腹にある吉田神社の本殿前広場。左に注連縄等が燃される火炉があり、右奥の鳥居向こうに本殿がある。
吉田社節分祭の最高潮的神事「火炉祭」に用いられる火炉。私が持参した正月飾りも、午後11時にこれと一緒に燃やされる
境内上手別所にある大元宮前等では昨日の追儺式(ついなしき)で懲らしめられ改心したという福鬼一行による除災・福授け催事が行われていた。昨年は見なかった気がするが、追儺式同様3年ぶりに復されたのであろうか
本殿前で行われた除災・招福催事にて扇をあおぐ赤福鬼
本殿と大元宮を繋ぐ境内参道に並ぶ露店と参拝客の賑わい。福鬼一行の通過時のもので、特に混んでいた時だが、それ以外でもコロナ前を彷彿させる人出があった。まだ流行は収まっていないが大丈夫なのか。ただ、状況が深刻だった昨年や一昨年よりマスク着用者は格段に増えたように感じられた。皆まだ警戒しているのか、それとも単にマスク慣れしただけなのか……。いささか不可解な現象に思われた
正月飾りを担当神職さんに預けて本殿を参拝し、少々縁起物を購入して帰路に就く。気づかぬうちに随分日が長くなったが、それでも急速に光度が落ちてきた。普段は寂しい山の参道に並ぶ露店の灯りがあたたかい
さて、コロナ禍三歳――。
ご近所馴染みの吉田節分祭も、鬼が現れ漸く完全復活か。福鬼の改心同様、コロナ禍もこのまま終ってくれることを願うばかりである。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/190165728
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/190165728
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック