2024年01月02日
特異筆始
初めての書初詣
正月2日の今日、親族に頼まれ、京都市街北西にある北野天満宮へ同行する。目的は受験生親族の為の、合格護符入手。
日本最強の学問神で同社祭神の、菅公こと菅原道真公の神徳にあやかり、外野ながら、受験生を応援せんとするものであった。
北野天満宮で正月2日というと、毎年の報道で著名な、書き初め催事「天満書(てんまがき)」の日。本殿での「筆始祭」神事のあと、筆自慢の子供たちが同社絵馬所に集い、その書き初め作品を奉納するものである。
これまで、それを見るどころか、当日に参拝したことがなかったので、個人的にも興味があった。
さて、地下鉄やバスを乗り継いで到着した北野天神。写真の如くその参道口は多くの参拝者で賑わっていたが、境内の様子や如何(いかん)……。
北野天満宮本殿口の三光門前で、警察により入場を制限され待たされる数多の参拝者
意外の混雑と連続災厄
北野天神の鳥居をくぐり露店並ぶ賑やかな参道に入ったが、間もなく人で渋滞し、進まなくなった。本殿までまだかなりの距離があり、同行者もその混雑を嫌ったので、脇に逸れ脱出した。
そして、花街で知られる上七軒(かみしちけん)側の東口から境内に入り、本殿を目指すことになった。東口は驚くほど空いており、難なく境内に入れたのは、まさに地元・常連の強み。
だた、本殿前を囲う回廊内は正面の三光門のみ入場を許されていたため、先程の人混みに並ばざるを得ぬ状況となった。しかし、回廊外の境内には幾つかの授与所があり、無事、受験護符を買うことは出来た。
状況により、本殿参拝や書初め見学は諦めたが、梅園等の境内を案内し、甘酒を飲むなどして撤収した。いやはや、既に午後遅いのに、参拝が出来ぬ程混雑しているとは、全くもって思いもしなかった……。
その後、親族宅に帰還し、またおせちで一献となったが、今度は羽田空港の事故が……。正月早々、連続で大災害・大事故の特異を目にするとは、これまた全くもって遣り切れない限り……。
多大な犠牲者が出た双方の、鎮魂と早期救命を願うばかりであった。
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