2024年01月08日

小寒初物

京都市街東部で紅白の実をつけるセンリョウとマンリョウ

漸く現れ、すぐ消える?

朝7時頃、窓の光がいつもより明るく感じたため外を見ると、薄っすら雪が積もっている。その厚さは1、2cm程度だが、今季初のもので、まさに「初雪」であった。

気象台によると、去年より半月程遅く、平年より一月程も遅いという。まあ、以前にも年明け以降の初雪はあったが、これも温暖化の影響なのか。

因みに、今季の初氷は去年や平年とほぼ変わらないという。温暖化と言われても、色々と解らない、解りにくいことも多い。

さて、折角の初雪だったが、愛でる前、撮影する前に早々に溶けてしまった。ただ、これは当地や個人的な風情の問題で、年初から続く能登の震災被災地のことを考えると望ましい。

被災から8日経っているのに未だ当初のままの混乱が続き、安寧が得られない彼の地の人々。比べられる程のものではないが、かつて同じく冬期に罹災した経験を持つ身として、案じるばかりである。


上掲写真 午後、外出のついでに立ち寄った、京都市街のとある場所にて見かけた、赤白(黄)の実をつける千両と万両。正月らしい、めでたい姿だが、今年は震災等のこともあり、気分的には……。


高台から眺めた、京都市街東部背後の北山や比叡山等の北方の山々
市街の雪はすぐに消えたので、山に残るものを確認せんと高台に寄り、市街北方を眺める


P1088679.jpg
やはり比叡山(標高848m)には雪が残っていた。あまり雪が着かない場所なので、そこそこの降雪があったと思われる


高台から見た京都市街北方背後の北山の山々とその初冠雪
続いて真北の北山諸山。京盆地北縁の山々で、こちらは一旦降ると多くなる場所。中央の天狗杉(山名。標高837m)の伐採地には多量の雪が見える。あとで調べたところ、山裏の花脊別所集落で20cm弱(標高600m弱地点)の積雪だったらしいので、経験上、山上はその倍程積ったとみられる


京都市街初雪の午後、山上に雪が見える愛宕山
別の場所から西北の愛宕山(標高924m)も観察。雲で判りづらいが、やはり山上には雪がみられた。細かく他日等を観察していないが、市街の初雪と共に、周辺山地も今日が初冠雪となったか……


京都市街東部の高台に咲いた蝋梅の花
高台に咲いた蝋梅の花。個人的好みの花で、良い香りに誘われ一写。気づけば、もう蝋梅咲く季節となった

来る「大寒」に用心

新暦正月、即ち節気でいう「小寒」を過ぎれば、間もなく「大寒」の時季に。いくら暖冬予報とはいえ、初雪・初冠雪が到来し、そして最寒期を迎える。

被災地は勿論、その他の皆さんも、どうか寒さに気をつけて……。

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 逍遥雑記
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