2024年04月02日
京桜漸始
意外の遅咲き
この冬は記録的暖冬とされるも、3月に入ってから意外の寒さが続いた。
ここ京都でも、先週まで北縁の山に雪が見えるほどであったが、3月末から漸く気温が上がり始めた。
そして、桜の開花――。
京都地方気象台の開花発表は3月29日で、今年は平年に比して3日、去年に比して12日も遅く、前倒し気味だった近年では意外の遅咲きとなった。
今日はそれからまた数日経ったが、身近に見た開花状況を報告したい。
上掲写真 京都市街東部・琵琶湖疏水分線際に続く「哲学の道」の桜。多くの花ある枝を狙ったが、殆どはまだ始まったばかり。
同じく琵琶湖疏水分線際の桜。ここも咲き始めたばかりで花は少なかった。著名観光地・銀閣寺門前でもあるので、朝から観光客が多い。平日の所為か、その殆どが外人であった
前出の写真では少なく見えるが、人の多さに辟易して、少し離れた分線際の桜を狙う。見ての通り、こちらの方が花が多いのに人がいない。観光客の流れが固定化されているようである。彼らにとっても、勿体ない限り
こちらは京都市街中心東を流れる賀茂川(鴨川)堰堤の桜。毎年多くの花見宴が見られるこちらも、まだ咲いたばかり
こちらは昼食後に視察した京都御所の桜。枝垂を中心に、幾つかの品種があるが、早咲きの枝垂れは無論、市街中心の温暖の所為か、その進行は早めであった。ただ、昼から空が厚く曇ってしまったのが残念
これは、夕方に再度見た賀茂河岸。昼の気温が20度を超えたためか、朝より開花が進んでいるのが遠目にも確認できた
満開は週末か
このように折角咲き始めた京都の桜だが、明日は一日雨になるという。しかも、結構な強雨とのこと。
だが、経験上、満開前の桜花は、かなり風雨に強いので、なんとか持ち堪えるであろう。
よって、恐らく満開は、ちょうど今週末辺りになりそうか……。
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