2024年06月11日

未雨飛蛍

哲学の道沿いの琵琶湖疏水分線上を飛ぶ蛍

今年もまた……
しかし、違いも


先月末のある夜、暗闇に包まれた南禅寺境内を通過していると(公道的通路がある)、浮遊する小さな光が……。

それは、蛍であった――。

今年は近年珍しく梅雨入りが遅れているが、知らぬ間にそんな時期になっていたのか。毎年のことながら、しみじみと感じざるを得ない。そして、その後移動した哲学の道沿いの疏水分線では盛大な飛翔が見られた。

かなり遅い時間だったが、やはり都市の蛍は人同様、夜更かしなのか。というか、通常の飛翔時間である8時過ぎではまだ人の活動が多すぎて、それを嫌っているのかもしれない。

そう思うと、ここの蛍も賢いというか、環境によく適応していると感心。その時はカメラを持っていなかったので、改めて今日覗いて上掲の写真を撮ったが、過日に比してかなり数を減じていた。

既に2週間程経過しているので、盛時を過ぎてしまったのか。若しくは、その後新聞等で紹介されて人が増えたため隠れてしまったのか……。

コロナ禍時の人の途絶と、それに反して蛍が著しく増えた頃を、少々懐かしく思い出した。

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 逍遥雑記
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