
正月叶わず小寒中の初登り
伝統的正月期間「松の内」最後の小正月・1月15日も過ぎたが、初登りに出かけた。
場所は昨年末の登り納めと同じ、京都北山(京盆地北部山地・丹波高地)。寒の入りとされる二十四節気「小寒」中ながら近年暖冬傾向が強かったため、珍しく寒気続く今季は、近場での雪山行が行え有難い。
ただ、本来は雪の盛りだった正月中に行きたかったが、元日晩から体調を崩し、それが長く続いたため叶わなかった。
松の内後に一旦寒さが緩んだので積雪は減ったと思われるが、さて、如何(いかん)……。
上掲写真 北山山上の高所集落「芹生(せりう・せりょう)」にある工房屋根に下がる氷柱(つらら)。

雪かかる芹生峠(標高約700m)。今回も車輌で行けるところまで峠道を進み、そこから歩いて奥山を目指した

芹生集落を越え、雪ある林道を進む。年末より少ない感じだが、ワカン(かんじき)が無いと辛い

雲取山山頂直下の急斜面はこの通り。やはり雪は多く、そして新雪のため進み難い

雲取山山頂(標高911m)。天気が良いにもかかわらず、今日も人の痕跡はなかった

今日最初で最後の休息地で引き返し地点となった雲取北峰山頂(同約915m)。ここも足跡なし

雲取北峰山頂からみえた滋賀・比良山脈の最高峰・武奈ヶ岳(同1214m)。あちらも雪が多そうである

こちらも同じく北峰からみえた比良山脈南部の蓬莱山・ホッケ山・権現山等の雪景と冬の青空。素晴らしい天候と眺め。中央やや左の雪峰・蓬莱山にあるスキー場もさぞや盛り上がっていることであろう

年末と同様の画像だが、一応帰りに踏んだ自身のワカン履き足跡を……
無理せず終了
意外の二ノ谷
今日は北峰奥の個人的未踏域に入りたかったが、時間が遅かったのと、体調が万全でないため北峰で引き返す。
帰りは二ノ谷を下ったが、陽当たりの所為か、意外に雪が少ないことに驚く。これならワカン不要と思いかけたが、これまた意外にも、灰屋川本流に下ると新雪が増え歩き難くなった。
油断禁物。これも山や自然の奥深さか。