
再度名残りの雪へ
先週末から高気温が続き、今季最後の近場雪山になるかと思われた先週土曜から一週過ぎの今日。また同じ山域に出掛けてみた。
今週末からまた寒波が来て市街から見るそこにまた雪原が現れたためである。長期予報では2月までは例年より寒く3月から一転して高気温となる筈だったが、最近、4月初旬までは寒冷気味と修正されたのであった。
そういった訳で、また「名残り惜しみ」の想いから、出掛けたのである。
上掲写真 京都北山(丹波高地)・雲取北峰(標高約915m)の山頂標識越しに覗く山上雪原と彼方の滋賀西部・比良山脈の蓬莱山(左奥。標高1174m)。

前回同様、貴船奥より山に入るが、やはり峠手前から路上に雪があり、普通の装備での車行は無理であった。その後、集落奥の林道始点まで進み、そこから徒歩で奥へと進む。やはり根雪は減っており、靴だけで進めた

ところが、途中から雪が増え、進み難くなった。標高は然程上がっていないのに不思議なものである。まあ、それでも少ない方なので、辛坊して進む。途中、珍しく下山者とすれ違った。それは何処か義務めいた感じの浮かぬ顔の男性組だったので、公務従事者の訓練か何かを想わされた

林道歩きを終え本格的に山に入ると、目論見通り確りとした積雪があった。当初は不要かと想われたワカンやアイゼンを結局装着し、進む

雪の谷みち(道なぞ埋まっており無いが)を進み、急斜の源頭雪原に出ると、ここ数日降った新雪による雪玉(スノーボール)が見られた。積雪量的に大丈夫だと思うが、なるべく急ぎ通過する。市街で19度まで気温が上った前回とは異なり、寒からず、暑からずの良い気候条件ではあった

やがて雲取山山頂着(標高911m)。雪は少なめだが、陽当たりや風等の関係で元々少ない場所ではあった。先程すれ違った男性組のものとみられる足跡があったが、私とは別道程で登頂し、下ったようである

雲取山山頂から更に奥の北峰山頂に移動し、そこで今日最初で最後の休息をとった。確かに雪はあるが、地面の露出も多々見られる残雪期らしい眺め。果たして今季雪景はこれで見納めとなるのか……

雲取北峰山頂の雪原に見られた雪紋
休息後、元来た道を下る。一瞬、別路を採ろうかとも思ったが、結局最初の道程が最も雪が多いことを知っていたため、自分の跡を踏み帰還した。