2025年05月30日

晦日蛍火

疏水分線の暗い水面上に、彗星の如く光線を曳き飛ぶ、ゲンジボタル

人出に気づかされる風物詩

5月もはや晦日(みそか。月末)前日に。

日の入り後、暫しして辺りが暗くなってきた頃、偶々歩いていた疏水分線沿いの「哲学の道」に、他所人らしき男女や、何やら橋上にて待つような人々を見た。

そうである――。

5月下旬といえば、ここの天然記念物・ゲンジボタルが舞い始める時期であった。何処かそわそわとした他所人たちは、その見物客に違いない。

一旦帰宅し、夜に再度出かけると、暗い水面(みなも)に光の筋が……。

場所は限られており、その数も多くはなかったが、確実に蛍の飛翔を見ることが出来た。


上掲写真 琵琶湖疏水分線の暗い水面上に、彗星の如く光線を曳き飛ぶ、ゲンジボタル(左下)。


京都哲学の道の橋上の見物客・撮影者の前を飛び舞う蛍
橋上の見物客・撮影者の前を飛び舞う蛍

今年もまたそんな時期になったのか……。奇しくも、その見物客に教えられたのであった。

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 逍遥雑記
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