
見慣れた場所の異状
去る6月9日に梅雨入りして以降、それらしい雨天や曇天が続いたが、昨日から一転して空が晴れ、いきなり猛暑日的暑さがきた。
30度超えは既に今月2回あったが、最低気温も高まったので身体に堪える。そして今朝は初の熱帯夜に。梅雨入り早々、盛夏到来の気分となった。
日没前、散策ついでに左京区最涼級の場所として個人的に思っている南禅寺奥に向かうと、ある異変に気づく。境内に全く人がいないのである。
最近はいつでも観光客がいるのであるが、恐ろしい程いなくなっていた。日が長くなりまだ明るいのに何故か。コロナ禍で外人が消えた時にも国内か近場の人間がいたので、それ以上の静寂であった。
皆、急激な暑さに参り、出歩かなくなったのか――。
上掲写真 南禅寺三門奥から見た、人のいない門前と夕焼け空。

三門から見た南禅寺中心施設・法堂方面にも人は無し。近年、特に「SNS映え」の所為か人を見ない日はなかったが、ご覧の通りの空きぶり

これは法堂から見た三門。早朝でもないのに(昨今は早朝でも人はいる)珍しい無人写真

主参道横の舗装路もこの通りの無人ぶり。境内の樹々を通して夕陽が光る

境内越しの夕陽を浴びる、南禅寺境内隅の水路閣。近代文化財で、映画・ドラマ等の撮影で著名。ここも昨今内外の観光客が溢れる場所となっていたが、やはり無人であった

水路閣下の橋脚アーチが連続するここは特にSNS撮影の聖地的場と化しており、たとえ夜でもこのように無人の写真を撮ることは困難となっていた。もはや奇跡的といえそうか
暑さ・異状に京の夏到来を感じる
突如始まった猛暑と意外の近場景に思いを巡らす。外人にも知られる厄介な日本の梅雨と京都の猛暑の到来が、この珍しい無人状況を生んだのか。
見慣れた寺の異状に、始まった京の夏を感じさせられた。
