
避暑成功、ゆるりと涼む
恒例の京都北山避暑2日目。
既述の通り、細やかな近場避暑泊で、今日には帰る予定であった。ただ、通常的営業ではない懇意の宿なので、例年の如く、午後遅くまでゆっくりさせてもらうつもりであった。
どうせ早く京都市街に帰っても猛暑の過酷が待っているのみ。それ故、通常より長く山上の涼しさに居させてもらえるのは有難い限りで、この上ない贅沢でもあった。
上掲写真 京都北山の山上集落の清冽な沢水。所謂「低山」のみの近畿の山中なので氷河や万年雪が有る訳ではないが、冷たいこと、この上なし。

昨日に続き、また身を浸した京都北山・山上集落の清水
今日は意外にも朝から結構な雨が降り、しかも、それが2度あったが、その後は晴れたり曇ったりの繰り返しであった。
贅沢な地場物尽くしの朝食後は、そうした状況を屋内で遣り過しつつ、宿一家と集落に関する貴重な史資料を見せてもらうなどして過ごした。
そして、天気が回復してからは、昨日同様、沢にて水浴。空調不要の気候とはいえ、やはり暑さはあり、また日々身体に蓄積した暑熱の如きものもあったため、爽快であった。

沢岸に自生するクリンソウ。毒草ではあるが、鹿が食す場合があるため、減っている地域があるとのこと

午後遅く現れた3回目の雷雲と、その頂部から射す後光。今にも強雨を落としそうな雰囲気であったが、結局外れて帰路の無事を得た
午後も昼寝等してゆるりと過ごしたが15時過ぎに出立することに。しかし精算後も女将さんと話が弾み、結局16時過ぎに退出することになった。
麓の暑さが気になるが、出立つが遅く出来たのでそれが軽減出来そうなことは有難かった。避暑は成功、今年もゆっくりさせてもらい、感謝!

破壊的施工視察し帰宅
帰路、往路目にした山中の酷い伐採現場を視察。写真の如く、山肌を切り刻み、地形を改変するとんでもない施工であった。
ここは淀川の源流域で、重要流域保安林という特別に注意すべき森。たとえ民有地であっても勝手なことが許されない公共性の高い場所であった。
これでは次の大雨で土石流が発生し、下の集落を襲いかねない。更に道際の沢も埋められ水が溜まって危険な状況である。そもそも、ここは渓流魚の密か、かつ豊かな繁殖地であったが、それも壊滅状態にされていた。
怒り心頭――。
実は、その濁水が宿下流まで達していたため、集落の人々も心配していたという。その為、監督官庁に通報せんと、帰路その有様を撮影するつもりであった。以前接した遺跡破壊に限らず色んなことが起こるものである。
呆れた施工現場を撮影後、山を下る。京都市街には別の雷雲が接近し怪しい気配があったが、何とかそれに捕捉されず無事帰宅することが出来た。
2025.09.01 追記
後日、先ずは林野庁に山中の破壊的施工を通報。国管轄という「重要流域」保安林だったためだが、意外にも自治体管轄であるとの回答がきた。
ただ、国側からも自治体担当部署に連絡をしてくれて、その結果も教えてくれた。曰く、先日の大雨の際に京都府の担当者が現場の「酷い状況(原文ママ)」を発見し、是正指導を始めているとのことであった。
そして、こちらからも府に確認の連絡を入れると、本日午後電話にて詳細な説明を受けた。それは国側の伝文通りで、状況を改善し、再発防止に尽力しているとのこと。
私は下流住民が災害誘発や水質悪化を恐れている旨を伝え、更に、壊滅した渓流魚繁殖地等への今後の配慮を求めた。
