
近山の雪如何
先月下旬からこの時期らしい寒さが続く。
とはいえ、京都市街東部にあるうち辺りでは、冷えても僅かに氷点を下回るくらいが最たるところ。
しかし、近くとはいえ、山上は違う。今日は平日ながら、昼前後の隙間時間にその様子を見てみることにした。
上掲写真 京都市街北郊の山上にて。北山杉並ぶ雪原の向こうに無雪の市街が覗く。雪と市街の際辺りに、出町柳の高野川合流点から続く賀茂川の川筋が僅かに見えるが、判るや否や……。

雪ある奥鞍馬の峠下から見えた、雪の無い京都市街
目指すは自宅最寄りの奥鞍馬。北方十数kmにある京盆地北縁稜線である。
鞍馬寺門前は勿論、そこから登る峠道にも雪はなかったが、さすがに標高700m辺りから路上に残雪が現れたため、車輌を置き徒歩で峠まで登った。
輪鎖(チェーン)も持参していたが、高低差あと50m程だったため面倒を回避。
ここ一週程、雪は無く天気も良かった筈だが、さすがは京都で最も北陸(気候)に近い場所。改めて驚かされた。

程なく辿り着いた峠の温度表示は0度(画像がブレたため不掲載)。この時期はいつも氷点下の筈なので比較的暖かい。
そして峠の傍から林間の山道を登る。とはいえ、雪に埋もれて道はなく、また直近の足跡も無かったので、ただ雪を踏み分けて進む。
写真は山上に出る手前の様子。陽当たりに乏しい最も雪が多い場所で、今日は40cm程のそれに足を取られつつ進んだ。
一応ワカン(輪かんじき)等の装備は完備していたが短時間の視察・雪歩きのため今日は出さず。

その後、山上というか稜線に出ると、陽当たりや風の所為か雪が減り、このように地面が露出した場所も現れた。まあ、ここでは良くあることであり、毎度のこと。恐らくは風の通り道であることが原因だと思われる

左京代表する雪山頂
やがてまた登坂に入り、それを越えてまた一段高所に上がると山頂の天狗杉(標高837m)に達した。
写真の通り、その三角点は雪に埋もれ、また足跡も無し。積雪は30cm程か。これにも「さすがは左京市街から見える雪山の代表」と感心。

そして天狗杉山頂で折り返し、頂近くの眺めの良い場所で昼食を摂った。昨年から山裏の花脊集落でも熊目撃が多いので、倒木が周りを囲む要害的場所に入って、である。これなら不意に背後を取られることもあるまい

一時天気が良くなり陽が射していたが、また悪化して遂には雪が舞い始めた。写真にも写っている筈だが、判るだろうか。今日の京都市街の最高気温は9度弱。写真奥に写る大阪の街を含め、雪など有り得ない条件だが、山上ではまさかの降雪となった。これも奥深い限り

麓と山上の関連知る
昼食後、そのまま来た道を戻り下山。途中見えた山裏の花脊集落は写真の通り。
標高600m前後に茅葺民家が点在する高所集落だが、出発地と同じ左京区ながら、別世界の雪景色が見られた。これも奥深い限り。
その後、車輌に戻り、程なく帰宅。2時間に満たない気晴らし的雪歩きだったが、麓からみた雪景と山上の様子との関連を知れた良い機会となった。
