
風と寒さの列車行
今日は珍しく朝から仕事で北陸入り。とはいえ、その入口である福井中部辺りまでであるが……。
それは昨日急に決まった予定で、京都駅での混雑を見越して先買い可能な特急券は前日用意し、現地でしか買えない乗車券は比較的空いた売場を選んだが、やはり外人で混んでおり、すんなりとはいかなかった。
まあ、それも見越して早めに駅に着いたのであるが、困ったのは、乗る列車が通る湖西線が強風のため通れず、琵琶湖東岸を通る遠回りの経路に変更されていたことである。
その後の待ち合せ等の関係もあり、先を案じたが、一先ず予定の特急に乗り、目的地へ向かうこととなった。
上掲写真 今朝京都から乗車し、北陸の玄関口である終点・敦賀駅に到着した特急サンダーバード号。

今週からまた寒くなったが、今日も最高気温10度に届かない予報が出る寒い朝となった。明日は誘われて今季最後?の近場雪山に行くので、湖西線が沿う比良山脈等の雪具合を車窓から見るつもりだったが、迂回の所為で対岸からの観察に。比良山脈南部はこの通りで、一見スキー場がある蓬莱山山頂(中央やや右の高所。標高1174m)等の山脈上部のみ冠雪しているのかと思えば、結構下まで雪が覆っているのを確認できた。今週の寒さで少しずつ雪が補給されたのか

こちらは滋賀・岐阜県境にある伊吹山(同1377m)。本邦名立たる豪雪山かつ滋賀県最高峰ながら殆ど雪が無い姿に驚かされる。ここ数年同様に思われるが、何か気流の関係か。但し、この北奥にある奥伊吹は雪が多かったようである

湖東を臨時北上する列車は、やがて湖北の北陸本線に入る。遅延を気にしつつ車窓観察も続けると、伊吹に並ぶ湖北の高所・金糞岳(同1317m)を経て、この横山岳(同1132m)が見えてきた。雪山好きに知られる多雪地のこちらは、さすがにまだ雪が多そうである

意外の敦賀
そして意外と雪のない県境の山岳を抜け、日本海の港湾都市・敦賀に到着。結局遅れは30分となったが、まだ何とかなりそうか。
中部・関西方面からの特急と北陸新幹線を繋ぐための新しい駅構内に少々戸惑いながら終着駅を後にした。

敦賀で車に乗り換え人と落ち合う予定だったので、駅を出る。敦賀市街も風が強く身を切る寒さだったが、意外と雪の気配は無し。あったのは、敦賀南郊に聳えるこの野坂岳(同913m)のみであった

車で一旦滋賀北部に戻って関係者と落ち合い、また敦賀に戻り昼食を摂る。列車遅延のため少々慌ただしい食事となったが、仕方なし。これは食事場所近くの敦賀赤レンガ倉庫。時代は異なるが、嘗て非電化区間の花形急行車輌だったキハ58気動車(現物は同系のキハ28)が花をそえていた

福井「嶺北」地方へ
昼食後、海岸沿いの山岳路を車行。所謂、福井県を「嶺南」と「嶺北」地方に分ける難所山地である。
そこは、元より豪雪地で、更に気温も低かったため降雪を警戒していたが、少し霰が降っただけで助かった。そして福井平野南郊にあるこの取材現場に到着。

取材現場付近の見渡す限りの田園景向こうには福井三大雪山の一つで五霊山の一つともされる・部子山(へこさん。同1464m)の威容が窺えた。さすが、こればかりは、まだ完全な雪山状態であった

夕陽に輝く、春近き敦賀湾
北地の春も遠からじ
福井平野南郊での取材活動後、また関係者と別れ敦賀に戻る。
途中断崖上の国道からは夕陽に照らされた美しい敦賀湾の姿が見えた。北地の春も、あともう少しか……。
その後、無事全ての予定をこなせたので、取れなかった休憩等をこなし、また列車にて帰京した。
結局湖西線は終日不通のままで、今朝同様、湖東経由の遠回りとはなったが……。
