
4月21日をもってプロデュース写真展「恒河少年展」(於Space Alternative Gallery)が無事終了しました。会期中、予想を超える多くの方々にご観覧を頂き、そして、同じく多くのねぎらいや激励のお言葉も頂けました。作家高潔(Gao J.)君共々、ご来場並びにご協力頂いた皆様に厚く御礼申し上げる次第です。
残念乍らご来場叶わなかった皆様には、以下に開催時の様子をまとめましたのでご覧下さい。
回顧!「恒河少年展」

新緑の風吹き抜ける東山・東一条交差点付近の会場入口に立てられた案内板。左の柱には個展タイトル板も貼られる

会場へ続くエントランス階段部。どこぞで見た関係者達が、スペース・オルタナティブS氏愛車の格好いい自転車に、個展そっちのけで心奪われているが……(笑)

階段下、扉前壁面に於ける案内掲示

高君がこだわる、デジタルではない銀塩フィルム撮影に呼応すべくデザインされた、フィルム姿のタイトル板と説明板。素材もメイン作品群と同じく、光沢感あふれる樹脂素材を使用

主展示室内に展示されたメイン作品群

作品下に付された、特殊フォントを用いたキャプション(小生作)。チベット、ヤルツァンポ川付近で撮影された作品のもの

一つひとつが印象深く、「丁寧な完成度」とでも言うべき独特の静謐さを漂わす高潔作品。そういえば、来場者一人当りの鑑賞時間も長かったように思われた

日曜日であった4月19日午後、会場にて急遽行われた中国茶接待の模様。高君の学友で、茶の原産地雲南省出身の茶人Dさんの手による、貴重茶葉を用いた贅沢な催しである。日曜故か、偶々居合わせ、その美味・珍味と出会えた幸運な来場者も多かった

雅やかな所作で茶を用意するDさん。平生では中々ひょうきんな一面も持つ、ユニークで愛らしい人である
満員御礼企画!メイキング・オブ・「恒河少年」

個展の開催前日、準備に追われる会場の様子。テーブル上にて展示の為の最終加工が行われる。多くの作品が用意されたが、全てが展示されることはなかった。右壁際では、作家が作品ダミーを何度も貼り剥がし、展示位置決定の為の実験を行う。既に何時間経ったのか……

学友隊も応援に駆けつけ、展示作業を手伝う。自らも苦心して展示体裁を考え、実行するが、無下にも作家からやり直しを命じられ、怒る一幕も(笑)

各テーブル上は無論、方々が乱雑を極める。人手は揃っているのだが、終りをみない作業が延々と続く。作家・支援者共々、そのこだわりぶりを発揮したため前作業が当日にまでおしたのが原因である。まあ、それでも何とか終了し、無事開催にこぎつけることが出来たのは幸いであった
メイキング・オブ・「恒河少年」後編

メイキング後編は撤収の模様。展示の撤去前に関係者で記念写真をとる為の準備を行ったが、椅子や花はその為に置かれたもの。これまで来場が叶わなかった高君の学校恩師も撤去前に何とか来場頂けた。一同、もはや思い残すことは何もない

記念撮影後、皆で手分けして作品の撤去作業を行う。作品裏に残ったテープを剥がしたり、傷んだ壁紙を補修したりと、やることは多い。ある時は賑やかに、またある時は黙々と続く作業に夜は更けてゆく

最後に残った自作前にて感傷に浸る作家を突如攻撃する学友。連日の動員と我儘三昧に、遂にキレたのか(笑)

贈られた花は女子組が分け合い、大切に持ち帰ることとなった。暫しその作業が続く

休息の合間、購入予約分のオリジナル・ポストカードにサインする作家。このあと掃除を行い、漸く全てが片付いたのであった。皆さん、お疲れ様!