
上海2日目
大陸再来の明朝、付近を散歩する。よくある中国の町並みの奥に聳える高層ビル。不動産店の店先には、日本円換算、数千万円のマンションの貼紙もあった。別格の街、上海を感じずにはいられない。
そういえば、昨日食事した店で、遣り切れない様で、独り麺碗をただかき回す女史を見た。明朗快活な華人には似合わない、大都会暮し故の、苦悩の表れか。豊かになったのは歓迎すべきこと。しかし、なんだかこちらも少々遣り切れない気分に……。

嘗ての(未だ進行中?)我々の街の如く、伝統的な家屋が凄い勢いで壊されている。写真はその廃材を運ぶリアカー。今や貴重な柱梁材ではなかろうか

林立する高層ビル群を背にした巨大鍋。静安寺付近にて
日系デパートの前で、ドイツの厨房用品メーカーの見本市が開かれているようである。

今日はG君と市の中心地で待ち合わせ。即ち人民広場というところ。後方に独鈷杵形の変わったビルが見える

正面に「1929」の年号が記される近代建築。僭越ながら、小生の古家と同い年である(笑)

上掲の建屋側面にある部屋窓とベランダ部分。今では成し難い凝った造りとなっている

こちらは民族資本により造られたという、「中式」の近代建築。対抗心に満ちた(?)好建築

これも貴重な近代建築。周辺の工事に伴い、建屋ごと数十メートル後退させられたという。外灘保存もそうだが、歴史遺産保存に対する意識の高さを感じる。是非、京都市も見習ってほしい(笑)

さて、このあと本日のメインである博物館に入った。荷物検査等の警備が厳重ではあったが、施設・収蔵品等は何れも逸品であった。これも、既に施設が老朽化してる京博等に見習ってもらいたいところである(笑)。写真は博物館内にあった古家具コーナーでの一品。富豪が作らせたものらしく、恐ろしい程までの細密な加工が施されている。今買えばいくらぐらいになるのであろうか。
博物館見学のあと、食料を少々仕入れて上海駅に向かう。今晩内陸に移動する為である。切符はG君に押さえてもらったが、さて発車の時間に間に合うか……。
地下鉄を下車してから、急ぎ駅構内に入り、なんとか発車10分前に乗車できた。G君とは駅前にて「再見」である。
