
野趣求めて炭火忘年会
テーブル上の、網の上に置かれたピザひとつ。良く見りゃ、下には火も見える――。
京都市街東部は左京区岡崎の某所。「山会」や「峠会」など、今年1年の「みんちり(民俗地理会)」企画の年終会が、18日開かれた。平たく言うところの忘年会である(笑)。例年、同区吉田で開かれていたそれが、そこに変更されたのは、その会場に「七輪(しちりん)」と、それに対応した「卓袱台(ちゃぶだい)」が備えられていた為。
今年は、野営会同様に野趣を求めて屋内での炭火会を催すことにしたのである。卓袱台中央にあった円い板を外して七輪を置くと、ピタリと収まる。双方共、元はその為に用意されたものではなく、初めての試みであった為、一同驚く。恐らく、その隆盛期たる昭和初期以前に規格化されていたようである。
その安全性も中々なもので、天板からぶら下がる形となる七輪の中ほどは触れない程の高温となるが、天板と接する首部や、底部は冷えたままであった。良く考えられたものだと、一同また感心。
とまれ、その七輪をコンロに、そして暖房熱源とする宴席を開始。メインの鍋料理から手作りピザに切替えつつ、今年1年の様々を語りあったのであった。

「七輪対応型」卓袱台の中央にセットされた七輪と宴席の様子
危険?CO警報鳴り響く
火勢が強かった当初は、CO計(一酸化炭素警報機)の警報が鳴り響き、息苦しくなる危険もあったが、何とかやり過ごす(笑)。気密性に劣る古い木造住宅の会場であったが、結局換気せざるを得ず、暖房器具としての有効性は、思ったより得られなかった。まあ、初めての試みだったので、知識や経験で改善できるのかもしれないが……。そういえば、宴席終盤を捉えた上の画像でも、まだ靄がかかっているような……。
欠点を先に書いたが、僅かな燃料で長時間高火力が得られるなどの利点も多い。料理も、いつにも増して美味しく感じられたのであった。
こうして、炭火と共に、そして参加メンバーと共に「みんちり」年終会の師走一夜は更けていったのである。
皆さん、1年間お疲れ様でした。来年も宜しく……。
