
湖会。9月ながらも好適開催
納涼と貴重な湖水浴の良さ、即ち我々の近場、琵琶湖の良さを再確認する、ささやかな恒例企画「湖会(うみかい)」。本来は8月中に初回を行いたかったのであるが、諸事あって9月最初の日曜である今日開催となった。
しかし、9月とはいえ、先月と何ら変わらぬ猛暑が続く。予想最高気温も35度を超えるなど、暑さの終り「処暑」を過ぎたとは思えぬ程の開催好適日となったのであった。
上掲写真: 蒸暑い曇り空から晴れ間も見え始めた琵琶湖岸。午前11時頃の景。

行き先は、毎年恒例の湖西地方は近江舞子にある「雄松浜」。石碑が示す通り、白砂青松で知られる古くからの景勝地。林間・湖岸には、夏休み最後の日曜の為か、既に多くの家族連れ等で賑わっていた

しかし9月といえば、形式上は秋となるので、そろそろ山のことも気になる頃。湖岸から、背後に開る(はだかる)比良山塊を振り返ると、山腹や稜線上に崩落の跡を幾つも目にする。色具合等からして最近生じたものの様である。今夏の豪雨によるものであろうか。登山道にも影響が出ているのかもしれない

ロープとブイのみの防護しかない水泳場沖には、例年水上バイクや船舶が多数出没。事故防止の為禁止されている湖岸への接近もあとを絶たない。しかし今年は、滋賀県や滋賀県警による活発な警戒活動が見られた。死傷事故多発の為か。写真は拡声器で水上バイクに警告を発する県警の船

湖に限らず良く見る浜遊びの景だが、何故か2人重なって埋められているのが、特異で面白い

以前「島会」で行った東対岸の「沖島」を眺めると、旧採石場辺りに崩落の跡が。これも豪雨によるものか

虹と共に爽やかに撤収
さて、泳いで涼んだり、松下の浜で飲食を楽しんだりして過ごした湖岸も、やがて夕方に。見れば沖合いに雨雲が現れ、低く雷鳴を響かせながらこちらに向かって来るのがわかった。時間も丁度良い頃なので、これにて撤収である。
日頃荷物の簡素化と移動効率の向上に心掛けているので、すぐさま片づけ、駅から列車に乗って渋滞等に悩まされることなく、爽やかに帰着したのであった。先駆けの雨滴が見せる、虹に見送られつつ……(画像中央左)。
皆さんお疲れ様でした。このまま暑さが続き、要望もあれば、今期もう一度くらい行っておきたいところか……。