
2日目朝の参加者入替え
(野営会初日はこちら)
野営会2日目。朝合流する日帰り参加者との待合せ時間近くまでゆっくり休むつもりであったが、早朝飛来した烏(からす。鴉)の声に目を覚ます。
焚火際で寝ていたF君は予定通り、まだ暗い内に撤収したようである。残念だが、朝から仕事関係の作業があるとのことなので、致し方あるまい。
その後、少々仮寝(うたたね)を繰り返し、やがて時間に。K君より頂いたコーンスープを干して、独り下山する。そして、待合せ場所の林道近くの山中にて、無事早朝京都市内を発ったYちゃんと合流。
地下鉄にJR、そしてバスや林道歩行の末という、遠路遥々の到着であった。本来なら、他の友人と共に来る予定であったが、都合により独り初参加。正直、女子ならこの状況・条件での参加は見合わせると思っていたが、実に意気軒昂の様でやってきてくれた。正に山会にとっては、有難く奇特な参加者であった。
野営地までの登坂や渡渉も難なし。久々の自然との親しみに、道々感嘆の声も聞かれた。写真は、その途上の景。太神らしい、奇岩景や清冽な沢水の様を大層気に入ってくれたのも、何よりであった。
とまれ、こうして、野営会2日目の早い時間に無事参加の入替え(?)が完了したのである。

さて、Yちゃん合流後、少々遅めの朝食に。献立は、当初から変更となり「うどん鍋」に。前夜の鍋料理で生じたダシを利用して、野菜等も足した栄養豊かな食事であった。

史上初?西紅柿鶏蛋麺 in 太神
昼食までの空き時間に、間食を自作する人も。今回唯一の外国人参加者である、華人留学生のW君(河南漢人)である。その作品は、写真に見える「西紅柿鶏蛋麺(シーフォンシー・ジーダン・ミェン)」。大陸北部の麦食文化圏ではお馴染みの、鶏卵とトマトスープの麺(但しこれは乾麺利用)である。
実は前夜に続いて2回目。わずかなことだが、人柄・国柄が出て面白い。ひょっとすると、史上初の西紅柿鶏蛋麺の太神入りか。しかし、スープには何のダシも効いていない筈なので、その味には疑問が生じるが(笑)。まあ、これも経験、学習であろう。

2回目のスモーク調理挑戦
朝食後には昼食用のスモーク調理の準備も。本来は昨晩準備する予定であったが、人手が回らず最後の食事用となった。写真は熱源と香づけに利用する桜片への着火作業。果して今回は成功するや否や。

スモーカーや火力の調整行うK君。今回スモーク準備を自ら買って出てくれた担当者である。しかし、火力や温度の制御がし辛く、難航しているようである。手前の円網上の野菜や卵は一応完成したもの。悪くはないが、スモーク特有の、濃厚な燻し味には欠けるか

撤収。スモークも今後の課題に
結局スモークは、火の通りが早いもの、それを気にしなくてもよいもののみの完成で中断となった。予定していた魚等の食材は、急遽別の昼食材料として使われることとなったのである。実はベーコン等は出来ていたらしいが、現地で食せなかったので、今回は未完成扱いとなった。
少々辛めの自己採点を付けるなら、2度目の挑戦となる今回も、残念ながら失敗と言えよう。原因はやはり、研究・準備不足に人手不足か。まあ、これも前夜の照明同様、実践・研究を続ける他あるまい。
この後、昼食や各々の余暇を過ごして、やがて撤収の時間に。手分けして後を片付け、日没までに無事下山を完了させたのであった。そして、石山駅前まで移動して、入浴と打上げ夕食会。早朝から出動してくれたYちゃんも付き合ってくれて、無事お開きとなった。
皆さん、お疲れ様でした。今回も有難う!
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