2012年11月25日
大観盆栽
毎年の心待ち
渋い大催事来る
今日は午後から友人と催事に出かける。その名は「日本盆栽大観展」。場所は、京都市街東辺「岡崎」にある「みやこメッセ」という市営催事場。
催事名通り、盆栽を集めた渋い展覧会なのであるが、ここ数年、毎年参観しているという半ば馴染みの催しであった。実は、この催事に関わり解説ツアーも担当する、知己で盆栽研究家の川崎仁美さんから毎年招待を受けるという光栄に浴していた。
紅葉の終り、そしてそろそろ冬の訪れを聞くという、少々寂しいこの期を埋める一大行事としても、毎年心待ちにしていたものであった。
上掲画像: 背景に置かれた掛軸画にかかる盆栽作品の枝。生け花などでもお馴染みの「ツルウメモドキ(蔓梅擬)」で、配色・配置が絶妙。本来はパンフォーカス(全焦点)気味に撮影すべきであろうが(笑)。
盆栽大観展の会場風景。広い会場に大作・名品の数々が続く。毎年参観しながら、今までこのサイトで紹介しなかったのは、撮影が禁止されていた為。以前起こった、ある不届き者に因る事件をきっかけに長くそうなっていたが、今年から解禁されることとなったという。まぁ、有難い限り。これにて晴れてお披露目である。
今回の個人的好みの作品。真柏(しんぱく。槙柏・柏槙)を用いたもので、古樹の肌を持ちながら躍動的な姿に仕立てられている。繊細でいて艶っぽい、恰も「見返り美人」のような印象を受けた優品。
これも好みの作品。小品ながら、抜かりない構成を見せる。ともすれば、息苦しさをも生じさせる程の追い込み様だが、暖かみある柿の実で「分相応的」に中和されている。これも計算の上であろうか。
御礼と記念撮影
今回も良いものを見せてもらった。観覧中、川崎さんにも会うことが出来、無事礼を述べる。偶然、今回の展覧会写真を担当した写真家と知己でもあった、同行の友人写真家も紹介出来た(ついでに和装美人(=川崎さん)との記念撮影も依頼。笑)。
今日は4日間ある会期の3日目の日曜日。恐らくは最高潮、山場の日であったのではなかろうか。あと1日の会期と撤収等が残っているが、とまれ、お疲れ様でした。いつも素晴らしい機会を有難う!
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/60620020
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/60620020
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック