2026年07月08日

曇天終梅

京都市東部・岡崎にある金戒光明寺の蓮池の蓮とその花

晴れは無くとも

午前中、作業をしつつラジオを聴いていたら、不意に梅雨明けの報せが流れた。

今日も朝から重い空模様で、いつ雨が降ってもおかしくない天気だったので、それには少々驚かされた。ただ、今後の予報をみると、確かに雨がない日が続くので、やはり真(まこと)らしかった。

平年より11日早い梅雨明けらしいが、昨年よりは11日も遅いという。ただ、去年は梅雨入りも5月中旬だったので、長さ的にはそんなもので、平年よりは短いといえた。

ここ京都では、昔から祇園前祭(さきまつり)の山鉾巡行日の7月17日頃に梅雨が明けると言われてきたが、去年に続き、今年もその「慣例」通りにはならなかった。

まあ、雨のない盛夏・晴天は何れ来るだろうが、そうなると心配なのは猛暑・熱帯夜である。昨年は6月中旬からそれが始まり、身心共に参らされたが、今年はそれがなく、随分助けられた。

このまま、本来の「平年の夏」が続けば良いが、予報で否定されている通り、無理な願いかもしれない。まあ、去年より半月猶予されたと思い、我慢する他あるまいか。


上掲写真 京都市街東部・岡崎にある寺院池の蓮。知らぬ間に花の時期となっており、梅雨明けの報せと共に、季節の移ろいを感じさせられた。


IMGP3393.jpg
重い曇天空はその後も続き、日没前に漸く東方へと退き始めた。そして、その西端を愛宕山(中央奥、標高924m)が区切る京盆地上空にも、漸く明るい空が広がり始めたのである

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2026年06月26日

増水危惧

丸太町橋よりみた、ダブル台風による増水で濁流化する賀茂川

初の「レベル4」出る

未明、寝耳に凄まじい雨音を聞く――。

珍しく二つの台風が接近した影響による豪雨で、ここ京都市街にあっても土石流災害を心配する程であった。

携帯画面に残る「土砂災害レベル4(要緊急避難)」の警報。ただ、暗いなか、あの雨量での徒歩による避難は、誰にとっても難しいものであろう。

警報の仕組みが変更された直後の本番となったが、通知のみでは解決できない課題も思い知らされた。

その後、仕事都合で市街中心に向かうと、写真の如く賀茂川が濁流化していた。朝8時過ぎで、雨は止みつつあったが、凄まじい奔流と化していた。

報道によると、早朝には下段の歩道まで浸水していたらしく、実際道上の流木等も確認できた。実は橋が通行止めになり、バスが不通になるのではないかと危惧していた。

戦前の昔のことであるが、昭和10年豪雨の所為で左京側から仕事に行った職人が帰宅できなくなった話を体験者から聞いていたからである。

まあ、それは杞憂に終り、極一部の路線以外バス運休もなかった。しかし、台風が重なるような今回のことがまた起こり、時機によれば、そうした可能性があることも覚悟させられた。


正午頃、二条橋橋上からみた増水する賀茂川
帰路の橋上(朝とは別の橋)よりみた、増水した賀茂川。正午頃の眺めだが、朝と然程変わらぬ姿であった。二つ目の台風が近畿付近を通過中であったが、幸い風はなく、雨も偶の小雨のみで終った

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2026年06月04日

奇颶入梅

京都・真如堂本堂の扁額と満開の菩提樹の花

台風一過

昨日早朝、近畿南部に上陸して東へと走り去った台風6号。

昭和26(1951)年の統計開始以降、4番目という早期上陸となったが、その珍しい存在は、ここ京都市街東部でも強い風雨を齎した。

準備していたこともあり、幸い個人的に被害はなかったが、一つ気になっていたことがあった。それは、台風襲来前に偶然開花を目にしていた、珍しい花のことであった。

その花は菩提樹。同じ市街東部の寺の境内で枝を広げる立派な樹の花で、元来花期が短いこともあり、満開への影響を気にしていたのである。

そのため今日日没前に見に行ったが、結果は写真の通りであった。正に満開。写真は枝先のみだが、樹全体が同様で、完璧な盛況を見せていた。

長く強い風雨に耐えて、短い花期とその盛りを守ったのである。細やかな事象ながら、一安心。


京都・真如堂境内奥にある紫陽花園の入口部分の紫陽花と咲き始めたその花
菩提樹がある寺の境内には、この様に紫陽花の園もあった。ただ、こちらはまだ咲き始めたばかり


京都・真如堂境内奥にある紫陽花園の青い紫陽花の花
寺の紫陽花園の青い花。園内には様々な種・色の紫陽花が植えられている


京都・真如堂境内奥にある紫陽花園の白い紫陽花の花
こちらも同じく寺の紫陽花園にて。白い花だが、色や種にかかわらず、陽当たりの良い場所から咲き始めているように思われた


京都・真如堂の墓地の奥に聳える愛宕山と雲多い梅雨入り空
京盆地を覆う梅雨入り空と西方彼方にはだかる愛宕山

曇天のまま

そういえば、今日ここ近畿地方の梅雨入りが発表された。

台風一過のため、少しは乾いた風と陽射しが現れるかと思ったが、意外にも雨後の曇天のまま、雨期入りとなったのである。

それでも、今年の梅雨入りは平年より2日早いだけの正常値といえるものであり、やはり台風襲来の方が特殊な事といえた。

とまれ、今年もいよいよ梅雨入り。また大雨や湿暑の難儀が案じられたが、毎年の事なので致し方なし。

菩提樹のように逞しく、紫陽花のように適応して遣り過す他あるまい。


京都・神楽岡錦鱗館屋根上に見えた大文字山とその上を覆う梅雨空
京都市街東郊の大文字山(如意ケ嶽)上空の雲も厚い。この後、雨が降り始め、暗くなると共に本降りとなった。梅雨入りらしい一日の終りか。因みに近隣の蛍は台風前から姿を消し、この夜も無し

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2026年06月02日

蛍光又現

琵琶湖疏水分線の水面上に長く尾を曳くゲンジボタルの光跡

蛍時季に。

夜の水面に長く尾を曳く光跡。素早い動きながら、微妙に浮遊するその様はあくまでも軽い。

そう、蛍である。京都市街東部にもそんな季節がまたやってきた。

実は、先週の日曜晩に蹴上辺りで既にその飛翔を確認していた。例年5月下旬頃からの出現なので、まあ、いつも通りか。

しかし、その後の増え方は今一つであった。また夜間冷えるようになったためか、それとも満月前後のためか……。

今日は就寝前の確認だったので大変遅い時間で数匹のみの確認だったが、先日早い時間に確認した際もそれより少し多いくらいであった。

もう、そろそろ多くなっても良い頃だが、今年は少ない外れ年であろうか。


琵琶湖疏水分線上を飛ぶゲンジボタル
京都市街東部の水面上を飛ぶ蛍

そういえば明晩後、今年初となる台風接近が予報されていたが、その影響もあるのか。とまれ、また近場の観察を続け今年の傾向等を確認したい。

勿論、恐らくは月内で終る貴重かつ優雅な蛍の飛翔を楽しみながら……。

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2026年04月03日

昼観夜宴

桜壮樹の幹辺りから出た枝に綻ぶ、美麗な桜花一群

続く桜花盛況

はや3月中に満開宣言が出て4月に入ったが、まだ京都市街の桜は最盛期で、遊山の客も同じく最高潮と化していた。

そろそろ静かになって欲しいとも感じるが、まあ仕方なし……。


上掲写真 桜壮樹の幹辺りから出た枝に綻ぶ、美麗な桜花一群。


琵琶湖疏水分線・哲学の道の満開の桜と樹下の観光客
折角なので昼の空いた時間に花を観るが、やはり人だらけ。朝は光が良くないので美麗なのはこの時間なのだが、どこかに人が写り込むのは避け難い。以前は平日なら人は少なかったが、外人が爆発的に増えてからは殆ど違いがなくなってしまった。ここなぞまだマシな方だろうが、不謹慎ながら、コロナ禍が恋しいと思うのは多くの住民の偽らざる気持ちであろう


紅白の桜共々、夜桜宴に興を添えてくれた朧の満月
さて、夜は恒例の花見宴に。コロナ禍以降縮小しているが少数有志で細々と続けている。場所は夜間催事の近くだったが、夜外人が来ない所だったので比較的静かに過ごせた。そして、この通り山の端から朧の満月(暦的には満月は昨日)も現れ、紅白の桜共々、興を添えてくれたのである

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2026年03月23日

開花夕刻

開花宣言当日夕方の、一見花がない京都蹴上・インクライン

雪から約一週の春到来

今朝、京都市街東郊の蹴上(けあげ)を車輌で通った際、僅かに桜が咲いているのを確認。

所謂「インクライン」と呼ばれる琵琶湖疏水の旧舟運軌道跡で、その両脇に植えられた染井吉野により桜の名所となっている場所である。

そして、その後報道にて、やはり京都市街の開花宣言が出たことを知る。よって、手隙となった夕方、少々様子を見に行くこととした。

写真は、現在観光公園化しているインクライン上を眺めたもの。一見、人も桜も見えないが……。


開花宣言当日夕方に京都蹴上・インクラインで見つけた開花した桜の枝
確かに今朝見えた筈、と目を凝らすと、僅かに花ある一枝を発見(中央)


開花宣言当日夕方に京都蹴上・インクラインで見つけた桜の開花
やはり咲き始めている。大半を占める蕾も色づいており、今後も温暖が続くと予報されていることから、以降爆発的に咲きそうである。しかし花が咲くのは良いが、今は無人のこの眺めが人波で一変するのが恐ろしい……


開花宣言当日夕方の、まだ開花前の京都岡崎・琵琶湖疏水
蹴上から少し下って市街に入る。この琵琶湖疏水沿いも花の名所だが、こちらも染井は開花前。但し、早咲きの山桜系は既に咲いており、静かな花見を楽しめる


開花宣言当日夕方の京都岡崎・琵琶湖疏水と十石舟乗場
インクライン下部にある疏水船溜まりの観光船(岡崎さくら回廊十石舟)乗場も開設されている。いよいよ春到来か。つい一週程前には山手で雪も降っていたので、その変わり様に驚かされるばかり……

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2026年01月24日

遇花感刻

大寒中に咲く蝋梅の花

今年も清しいものに

先週末の気温上昇を経て、今週末はまた冬らしい気温に戻った。

というか、年中で最も寒いとされる大寒期(1月20日頃〜節分)に入ったので当然か。

さて、昼でも10度に届かない冷えた街を歩くと何やら良い香りが……。巷間に隠れる麗人の如きその香(か)の正体は、写真の蝋梅であった。

それは諸々の花の中で個人的に最も好むもの。厳しい時季、その清々しい香りと共に他の花に先駆け慎ましい黄花を咲かせる姿が貴く思われた。

いつもその香りで気づかされる清しい存在に、今年も不意に出遇う――。

1年の始まりと共に、また流れ出した時をも感じる。


午後の街で出遇った蝋梅の花や蕾
冷えた午後の街外れで出遇った蝋梅の花や蕾。まだ咲き始めたばかりか


京都市街東部からみた京都北山の冠雪
そして、その彼方の北山には、華ある前景に反し、いつの間にかまた大寒らしい冠雪景が戻っていた

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2026年01月01日

八歳初詣

元日の陽に映える平安神宮の正門・応天門

昭和満百歳の節目
諸難儀背負う門出


今年もまた年が明けた。令和八歳、即ち2026年の幕開けである。

2026年といえば、僅か7日しかなかった1926年末の昭和元年から数えて実質的な100年目。

つまり、満年齢的な昭和百歳の年であった。それに合わせ、政府主催の式典等も今年行われるという。

正に、政治や暮らしが激動し、未だ方々にその影響が残る時代を、公私共に改めて考えさせられる年になりそうである。

思えば、4年も前に始まった東欧の戦争は未だ終らず。そして、その他新たな火種も方々で燻り始めている。ここ京都での暮らしも、物価高等の難儀が止まることを見ず。

この様に、昭和とは異なる、また新たな難儀を背負う門出となったが、一先ずは身近な平穏を喜び、感謝したい。

皆さん、どうか本年も宜しく……。


上掲写真 元日の陽に映える平安神宮の正門「応天門(おうてんもん)」。


元日の参拝客で賑わう京都・平安神宮参道
さて、元日の今日は恒例の初詣に。午前の先発は京都市街東部にある平安神宮から。前日の大晦日に続き、今日も寒い朝であったが、応天門に続く神宮参道はこの通りの賑わいであった


平安神宮応天門横に置かれる最古の路面電車
応天門横の手水舎に向かうと、その奥にこれまでなかった建屋と展示物が。なんと、以前塀裏の神苑隅に置かれていた明治市電ではないか。当時は表から見えない場所で朽ちた姿で佇んでいたが、修繕されて陽の当たる場所に移されたようである。明治44(1911)年製造の現存最古の稀少路面電車だったので一安心。5年程前の重文指定を機に整備されたのか


平安神宮応天門後ろからみた拝殿と参拝客
そして応天門を潜ると、正面に本殿を拝むための拝殿(大極殿)が現れた。人は多いが、まだマシか


平安神宮拝殿前に並ぶ元日昼前の参拝客
しかし、拝殿前にはかなり人がおり、結局昇殿まで暫くここで待つこととなった。今年は拝殿内の参拝者がかなり減るまで昇殿を規制しているようである。並び方も含め、ここの人捌きは毎年変わるような気がする


元旦の陽に輝く平安神宮大極殿の金色の鴟尾
昇殿を待ちながら歳旦の陽に輝く拝殿屋根の鴟尾(しび)を見る。ん?、いつもより輝いている。金箔の貼り直しが行われたようである。そして、他の場所もよくみると、柱の朱や漆喰壁の白が大変美麗になっていた。調べると、創建130年事業により去年までに補修されたようである


下御霊神社の表門と中に並ぶ元日参りの参拝者
その後、平安神宮大極殿での参拝を済ませ、これまた恒例の京都市内中心部にある下御霊神社(しもごりょう)を参拝。表門近くまで本殿の鈴振りを待つ人がいたので、適当な場所から参拝と喜捨を済ませた


京都山科・毘沙門堂門跡の本堂前に並ぶ元日参拝客
下御霊社の次は、そこからかなり離れた市街東郊となるが、同じく恒例の毘沙門堂門跡を参拝。ここは更に混んでおり、門外の石段中程まで人が並んでいたが、今日最後の参拝地のため並ぶことにした。写真は漸く本堂前の小門前まで達したところ。かなり時間を費やした


京都山科・毘沙門堂の正月参りでの甘酒接待中止を告げる貼紙
毘沙門堂は市内とはいえ山中にあるのでかなり冷える。いつもは焚火と共に温かい甘酒が提供され助けられるのであるが、今年は珍しくなかった。貼紙によると、直前の事情により中止されたようであった


手作りの注連縄飾り
毘沙門堂を最後に親族宅に帰り、寛ぐ。今年、自宅には実験的に手製の注連縄を提げてみたが、如何せん初めてなので上手くいかず中途半端な状態となった。そのため後日詳しい友人の助言を受けて遣り直してみた。写真はその後のもの。藁や紙垂(かみしで)が草臥れているが、これが正に試行錯誤や遣り直しによる結果。方法やコツは判ったので、次はちゃんとしたものを作りたいと思い、細やかな新年の抱負としたのである

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2025年12月27日

初雪体感

2025年12月27日午後、京都盆地北部の北山奥に見えた冠雪

体感的初雪日?

いよいよ歳末が迫ってきた12月27日の朝方。京都市街東部の自宅でも薄い積雪を確認した。

気象台観測の初雪自体は12月4日という早い時期にあったが、個人的に実感できた降雪は今日のように思われた。

よって、午後の所用ついでに高台から周囲の山々を観察。そこそこ天気が良く、市街の地面・屋上でも早い時間に雪が消えたので、減った姿だろうが、写真の如く、京都北山を中心に冠雪する姿が見られた。

途轍もなく暑く、そして長い夏を経て現れた、まさかの寒冷を目でも実感。当たり前の話だが、今年もまた冬がやってきたのである。


上掲写真 京都盆地北部に連なる北山(きたやま。丹波高地)の奥に見えた冠雪。すぐに雪が消えた市街とは異なり、少なからぬ雪が一気に積ったと見られた。


薄っすらと雪が残り寒々しい姿を見せる比叡山
京都北山よりかなり南の市街近くに聳える比叡山もこの通り。かなり融けた後と思われるが、それでも寒々しい姿にみられた。山頂の北裏にある延暦寺等には、かなり氷雪が残っているかもしれない


あたたかな灯りが庭にもれるおばんざい店と飛び出し坊や

その後、今日で仕事納めとなる友人が営むおばんざい店へ。以前からそこへ行きたがっていた別の友人と共に向かい、明るい内から一献となった。

そして、暖かな灯りが冷えた庭に漏れるその店で夜まで寛ぎ、年の瀬と冬の到来を、店主やその他の人共々、語らったのである。

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2025年10月02日

初購蓄米

将校用飯盒で炊いた、艶があり粒立ちする非常に美味な備蓄米

初の備蓄米購入

自然事象上でも暦の上でも確かな秋となる10月に入った。

秋といえば先月辺りから新米の時期に入ったが、それが出回ると下がるとされた米価が下がらず、それどころか再上昇を始めた。

一体どうなっているのやら……。

避暑等の外出不在により意外と長持ちした丹波米も遂に底をついたので思案していたが、京都市街外れで備蓄米が再販されている情報を知り、親族に代理購入してもらうことにした。

そして、今日初めて炊いてみたのが写真の米飯である。丹波米記事の時と同じ、将校用飯盒で炊いたが、なんと新米的艶があり、粒立ちしている。

それは丹波米を凌ぐ程に思われ、また味も頗る良く、ちょうど調達した秋刀魚の塩焼きにぴったりの、秋の恵みを感じる風味であった。

そもそも備蓄米は古米使用のため味に期待しておらず、更に世間で「不味い」だの「臭い」だの言われていたので、実に意外に思い、驚かされた。

一体これはどういうことなのか……。

精米時期記載だけで収穫年記載がなかったので、古米でも比較的新しいものに当った為か?元々低質の噂が出る前は現代の貯蔵法や施設なら然程問題は無かろうと思っていたが、どうやらその通りだったのかもしれない。

そう考えると、不味いだの臭いだのと噂されていたのは、備蓄米を売れなくする為のデマだったのかもしれない。なにやら、また腹が立ってきた。

ともかく、5s2000円程でこの質なら文句はなく、現在税込同5000円程で売られている新米すら(出先で既に何度か試食)、うちでは不要である。

しかし、備蓄米もここらで打ち止めとなりそうなので、この次にまた頭を悩まさなければならない。米価高騰への抵抗はまだまだ続きそうである。


意外の美味・高質に驚かされた、政府備蓄米使用の国産ブレンド米5s
入手した政府備蓄米使用の国産ブレンド米5s。精米時期の記載は印字されているが、何故か収穫時期の記載は無い


透明袋越しに米の良さが判る、政府備蓄米使用の国産ブレンド米5s
5s入り備蓄米の裏面。透明袋越しに見える米粒に割れや白濁は無く、見た目にも高質なのが判る。因みに美味と言っているのは私だけではなく、同じ米を買った料理人の親族らも同様であった

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2025年08月19日

旧友俄来

屯風での旧友との語らいと美味しい創作和食

盆明けの旧交宴

先日、急に大陸の旧友から連絡があり、今週平日の何れかの晩での食事の誘いがあった。そして、それを受けて今晩急遽近くの料理店に出掛けることとなった。

その店は以前友人にも教えて気に入ってもらっていた馴染みの場所。しかし、人気があり、最近混んでいるので念のため予約しようとしたが、何度電話しても繋がらない。

ひょっとして臨時休業かと思い、諦めかけた最後の電話で漸く繋がり、開店早々の混雑で予約不能の旨を聞く。盆明けの平日にもかかわらず恐るべき状況。ひょっとしてインバウンドの影響か……。地元の人間しか知らないような住宅街の店だが、最近ネットに外人の投稿が多かったので疑う。

仕方なく、時間をずらして遅めに出向き、ダメなら別の店に行く覚悟で店前で待ち合せたが、意外にも空いており、すんなり入店することが叶った。どうやら開店当初に偶々混雑したようである。

という訳で、無事旧友と1年ぶりに一献することが叶った。本来は仕事や体調等の悩みがあっての気晴らし旅行のようであったが、良心的価格ながらも抜かりない創作和食的酒食に癒されつつ旧交を温めることが出来た。

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2025年06月20日

不買延期

将校用飯盒で炊きあがった令和6年産の丹波米

間もなく米切れ、さて如何

写真は角型の将校用飯盒で炊きあがった米。如何にも炊きたてらしく、所謂米粒が立った状態で、その美味を感じさせる。ちょっと特異な炊き方だが、うちで少量を炊く際の遣り方なので、ご了解あれ。

さて、米といえば、令和の米騒動ならぬ、米不足。未だ継続中だが、先月その話題を記した時よりは状況が変わってきた。

怪しい農相が失脚し、次いで登板した小泉農相が備蓄米を積極的かつ効果的に放出し始めたため米価が下がり始めたのである。

まあ、価格や時期等を確り決めて放出する、といった当り前のことをやっただけで、何故これまで出来なかったのか呆れるばかりだったが、一先ず好転し始めたのは目出度く、有難い。

ただ、うちの近所では未だその米を見ず、また最安級の店でもまだ平均価格を大きく上回るものしか見られない状態であった。

さて困った。

初回の備蓄米ショックで値が下がった時に確保した蓄えは間もなく尽きようとしていた。勿論、無理して高い米を買うという手もあったが、それでは高騰に加担し、暴利の輩を利してしまうため断じてその気はなかった。

もう少しすると備蓄米と次の新米効果で更に値が下がることは必至に思えたが、それまでは先月の宣言通り、不買行動に入るしかない。

ところが、先日別の買物で寄った商店街の懇意店の大将夫妻に偶々そんな話をしたら、なんと10sの米を原価で分けてもらうこととなった。

なんでも奥さんの実家が農家らしく、昨夏最初の米不足の際に頼んで確保した米が結構余っていたらしい。何物も有るところには有るものである。

とまれ助かった、これで騒動が落ち着く頃まで遣り過せそうである。

というわけで、急転直下、うちの米問題は一先ず解決し、不買行動は延期となった。


原価で譲ってもらった令和6年産の10sの丹波米
譲ってもらった10sの米。去年の新米で、しかも評価の高い丹波産。有難い限り、大将夫妻に感謝!

搾取的状況を確認

因みに、手に入れた米の農協出荷額を聞き、その安さに驚く。やはりこの高騰による農家の恩恵はなく、中間搾取的状況が改めて確認された。

これも政府が解決すべき政治課題であろう。

なお、玄米保存のため、引き取りの際に初めて精米も体験。無人小屋で行う自動式のものである。

そうして出来た白米を今日初めて炊いた。即ち、表題写真の白飯がそれである。

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2025年06月17日

異状思夏

南禅寺三門奥から見た、人のいない門前と夕焼け空

見慣れた場所の異状

去る6月9日に梅雨入りして以降、それらしい雨天や曇天が続いたが、昨日から一転して空が晴れ、いきなり猛暑日的暑さがきた。

30度超えは既に今月2回あったが、最低気温も高まったので身体に堪える。そして今朝は初の熱帯夜に。梅雨入り早々、盛夏到来の気分となった。

日没前、散策ついでに左京区最涼級の場所として個人的に思っている南禅寺奥に向かうと、ある異変に気づく。境内に全く人がいないのである。

最近はいつでも観光客がいるのであるが、恐ろしい程いなくなっていた。日が長くなりまだ明るいのに何故か。コロナ禍で外人が消えた時にも国内か近場の人間がいたので、それ以上の静寂であった。

皆、急激な暑さに参り、出歩かなくなったのか――。


上掲写真 南禅寺三門奥から見た、人のいない門前と夕焼け空。


南禅寺三門から見た、中心施設・法堂に続く無人の参道
三門から見た南禅寺中心施設・法堂方面にも人は無し。近年、特に「SNS映え」の所為か人を見ない日はなかったが、ご覧の通りの空きぶり


南禅寺法堂から見た、三門とそこに続く無人の参道
これは法堂から見た三門。早朝でもないのに(昨今は早朝でも人はいる)珍しい無人写真


南禅寺参道横の無人の舗装路と樹々の向こうに覗く夕陽
主参道横の舗装路もこの通りの無人ぶり。境内の樹々を通して夕陽が光る


境内越しの夕陽を浴びる、珍しく誰もいない南禅寺水路閣
境内越しの夕陽を浴びる、南禅寺境内隅の水路閣。近代文化財で、映画・ドラマ等の撮影で著名。ここも昨今内外の観光客が溢れる場所となっていたが、やはり無人であった


珍しく他の撮影者・観光客がいない、南禅寺水路閣の橋脚アーチの連続
水路閣下の橋脚アーチが連続するここは特にSNS撮影の聖地的場と化しており、たとえ夜でもこのように無人の写真を撮ることは困難となっていた。もはや奇跡的といえそうか

暑さ・異状に京の夏到来を感じる

突如始まった猛暑と意外の近場景に思いを巡らす。外人にも知られる厄介な日本の梅雨と京都の猛暑の到来が、この珍しい無人状況を生んだのか。

見慣れた寺の異状に、始まった京の夏を感じさせられた。

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2025年06月06日

夜半蛍光

真夜中の琵琶湖疏水分線上を舞うゲンジボタル

夜半なるも

先日に続き蛍画像で恐縮。

自分でも避けたかったが、今日は特別だった為……。それは、大変遅い時間に、写真のような乱舞を見たことに因る。

時間は日付が変わる直前。蛍といえば、大体暗くなってすぐ飛び、1時間程で下火になる印象があるが、ここは山際とはいえ、京都市街内とあって、元来夜型的傾向があった。

それでも、こんな時間に沢山の活動が見られたので、少々感じ入ったのである。そろそろ最盛期とはいえ、こんなに見られるとは、当たり年かもしれない。

それでも嘗ての数には及ばないだろうが……。


一時的に指上にとまり光るゲンジボタル
周辺を歩くと目の前にも蛍が飛んでくるほどだったので、手を伸ばして一寸とまってもらい、撮影させてもらった。人間社会にもLED等の類似照明が現れて久しいが、それでもなお不可思議な光景。自然の深遠を感じさせる


葉上に載る光る二匹の蛍
目線近くの葉上でも蛍光を発見。三つあるが、実際は二匹の蛍であった。蛍光を発するオス同士が自発的に接近している姿は珍しいか

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2025年05月30日

晦日蛍火

疏水分線の暗い水面上に、彗星の如く光線を曳き飛ぶ、ゲンジボタル

人出に気づかされる風物詩

5月もはや晦日(みそか。月末)前日に。

日の入り後、暫しして辺りが暗くなってきた頃、偶々歩いていた疏水分線沿いの「哲学の道」に、他所人らしき男女や、何やら橋上にて待つような人々を見た。

そうである――。

5月下旬といえば、ここの天然記念物・ゲンジボタルが舞い始める時期であった。何処かそわそわとした他所人たちは、その見物客に違いない。

一旦帰宅し、夜に再度出かけると、暗い水面(みなも)に光の筋が……。

場所は限られており、その数も多くはなかったが、確実に蛍の飛翔を見ることが出来た。


上掲写真 琵琶湖疏水分線の暗い水面上に、彗星の如く光線を曳き飛ぶ、ゲンジボタル(左下)。


京都哲学の道の橋上の見物客・撮影者の前を飛び舞う蛍
橋上の見物客・撮影者の前を飛び舞う蛍

今年もまたそんな時期になったのか……。奇しくも、その見物客に教えられたのであった。

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2025年05月16日

晩餐時事

硝子装飾が舞う、京都市内の老舗ホテルの吹き抜けロビー二階部分

珍しき場所へ

煌びやかなガラスオブジェが無数に舞う華やかな空間――。

写真に見るそこは、京都市内のとある老舗ホテルの吹き抜けロビーであった。最近特に行くことがないような場所だったが、今日は一食馳走になる関係で出向いた。

誘われたのは館内レストランでの夕食。所謂ディナーである。罹災以来、余所行き衣装の復旧が果たせぬままだったので当初戸惑ったが、自選・自取方式の所謂ビュッフェ・スタイルだったので気安い参加がかなった。


京都市内の老舗ホテルのビュッフェディナーで選び取ったホテルオリジナルブレンドの白飯と白ワイン等

脇役の存在感に時事思う

レストランでは、正に目移りが止まらぬなか、様々な料理を頂いたが、一番感銘を受けたのは、なんと写真の白飯であった。

なんでも、有名卸店によるホテル専用のオリジナルブレンド米を使ったものらしく、実際美味であった。本来晩餐では脇役的存在ながら、米穀稀少・高騰の折なので、特に有難く感じられたのは言うまでもない。

日頃米を食すが、個人的にさしたる拘りはなく、これまで品質妥当で安価なものを都度調達していた。しかし、存知の通り昨今はそんな普通だったものでも入手が難しく、仮に見かけたとしても数倍の高値になっていた。

原因は様々あろうが、政府が初動対応に失敗したのは明らかで、更に備蓄米も価格や販売時期に条件を付けないという、とんでもない方法で放出した所為で、更に市場の焦燥を煽る事態と化している。

当初は買い占めが原因との見解を政府も出しており、その後「調査したが結局解らなかった」とお茶を濁した。全て解明できなくともある程度の傾向は掴める筈と思うので何かに忖度しているのかと疑わざるを得ない。

実際、備蓄米放出が具体化した先月、一時値の下がった米が出回り、自分でも確保が叶った(まあ、それでも去年の倍額だが)。つまり、売り惜しみが行われており、その筋が一時動揺して放出したと思われるのである。

報道では既に今年の新米買い付けが加熱しており、かなりの高値になっているという。今後政府の無策が続き、事態が改善されないのであれば、今の蓄えが尽きた時点で、不買行動に入りたいと思う。なに、麺類を活用するか、饅頭(マントウ)でも作って凌げばよいのである。

単独でそんなことをするのは無意味な行為と思われるかもしれないが、これも国民の意思表示であり、抵抗の一歩。同じく、政を疎かにしてきた者、何かとの癒着が疑われる者共の落選を選挙で示さなければならない。

いつまでも庶民をなめるんじゃない。

馳走御礼
来月以降の世相や如何


さて、美味しい白飯の登場で大いに話が脱線したが、諸々有難く味わい、ホテルをあとにした。

5月半ばというのに既に夏日が続き、今晩も上着なしの陽気。来月からの梅雨入り・夏入りを案じるが、果たして世の状況もどうなるのか。

米価及びその他の物価・関税・戦争等の諸々のことである。

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2025年02月08日

立春雪寒

>雪かぶる哲学の道

10年一度の寒波来る

今月8日から10年に一度などと言われる寒波に、ここ京都市街も見舞われることとなった。そして、今日がその最も厳しいとされる日。

今朝の最低気温は-4前後まで下がり、積雪を見るなど、予報通りの朝を迎えた。折角なので午前遅くからだったが、近場の様子を見ることにした。


上掲写真 雪被る哲学の道。近年珍しい冬風情。


冷泉天皇・櫻本陵と大文字前山(善気山・多頂山)の雪景色
冷泉天皇・櫻本陵と大文字前山(善気山・多頂山)の雪景色。また盛んに雪が舞い、墨絵的世界に


茅葺山門共々雪被る法然院
大文字・善気山麓の隠れた名刹・法然院の名物・茅葺山門もこの通り


山門からみた法然院境内庭の雪景色
法然院山門越しに見える額縁的庭景も雪景色


既に雪が落ちた昼前の銀閣寺垣
一番見たかったこの銀閣寺垣(銀閣寺拝観口前)の雪(生垣のもの)は、残念ながら既に落ちていた。元々早い時間でないと見れないので、そのつもりで早出を考えていたが、明け方に雪がなかったことに油断して見逃した。今日は日の出後に急に積ったようである


積雪で珍しく車ない銀閣寺観光駐車場
結局、気象台発表の今日の積雪量は8cmとのこと。それでも、ここ京都市街ではまあまあの量ではある。その証拠に、いつもは車が多い、観光駐車場も、この通りの空きぶりであった

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2025年01月01日

好天歳初

晴れ空の下、京都市街東部、平安神宮の正門「応天門」をくぐる参拝客 

一先ず平安を

令和七歳元日。即ち西暦2025年の幕開け。

今朝はこの時期らしい冷えもあったが、基本、歳初に相応しい、良く晴れた好日となった。

午前遅くから初詣に出たが、気温も上昇し、温暖で条件良い参拝日に。各所の戦争は未だ終らず、トランプ政権再始動等々、波乱尽くしの新年となるが、一先ずは平安を祈念。


上掲写真 晴れ空の下、京都市街東部、平安神宮の正門「応天門」をくぐる参拝客。


初詣客が集まる平安神宮境内と正面が足場に覆われる外拝殿(大極殿)
正面が足場に覆われる平安神宮・外拝殿(大極殿)。「百三十年祭記念事業」と記されており、修繕か何かが行われるようである。好天の所為か、人出はそこそこと感じられた。午後からは更に増すであろう


元日の下御霊神社鳥居と正門
京都市街・旧洛中にある下御霊神社


下御霊神社境内の、拝殿を巻くように並ぶ参拝者の列
下御霊神社境内の、拝殿を巻くように並ぶ参拝者の列。近年いつも行列が出来ており、参拝しづらい。以前は空いていたのだが……。何か特別のご利益でも喧伝されたのであろうか


元日の晴天に翻る、京都毘沙門堂の佛旗や幟
山間の毘沙門堂でさえこの晴れ空。今日の好天の盤石さが窺えた


元日の京都・毘沙門堂境内と、本堂参拝を待つ人の列
毘沙門堂境内と本堂参拝を待つ人の列。ここも昔より人が増えたが、コロナ以前に見られた外人は何故かいなくなった。少々不可思議な現象である

末筆となったが、皆さん、今年もどうぞ宜しく……。

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2024年12月09日

北山冠雪

京都左京区ないから見えた、京都北山・天狗杉の初冠雪

季節の賜物現る

遅くまで続いた酷暑が漸く終るも、その後も続く温暖により永遠に冬が来ないようにさえ感じられた今秋。

しかし、今月に入ってから、ここ京都市街でも急に朝晩5度を切るような寒さがやってきた。

そうなると皆現金なもので、あれほど暑さを厭うていたのに、急に寒さへの心配や嫌悪を言い始めた。まあ、私もそれに共感出来なくはなかったが、冬は嫌いではなく、それを楽しむべく気持ちを切り替えた。

写真は今日午後市街東部から見えた京都北山の冠雪。かの鞍馬奥にある天狗杉(標高837m)という峰辺りで、管見では初冠雪だと思うが、如何に。

とまれ、個人的には本格的な冬の到来と、近場での雪遊びが可能になったことを告げる、ある種喜ばしい季節の賜物でもあった。

正に「今年は暑いが、冬になれば寒く、雪も多い」という予報通りで、諸々期待させられた。

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2024年11月28日

漸始錦秋

南禅寺・天授庵の土塀からのぞく紅葉

師走直前
市街紅葉期入り


あまりの暑さとその余波で今年はもう無いようにも思われた紅葉が、ここ京都市街でも漸く始まった。

気づけば、もう師走12月目前。実はまだ気温は平年より高めなのだが、それでも季節の変化が感じられることに安堵させられた。

折角なので、休息時にさっと巡った名所の紅葉具合を、少々紹介したい。


上掲写真 南禅寺某塔頭の土塀から覗く、色づく楓。


楓が赤く色づく京都・永観堂門前
先ずは天下の名所・永観堂。今月中旬辺りからちょいちょい覗いていたが、漸く赤味が卓越した感じ。平日なので人は少なめだが、庭園内は多く、門前にも団体客の列があった


楓が赤く色づく京都・永観堂の庭園
同じく永観堂。塀越しに庭園内の紅葉が覗くが、全て赤い訳ではなかった。今週末辺りから寒気が強まるらしいので、最盛期はそれ以降か


楓が赤・気に色づく京都・南禅寺境内
こちらは永観堂隣の南禅寺。例年色づきが早い境内端の楓紅葉。黄味が混じるが、これはこれで美しい


楓が赤・気に色づく京都・南禅寺境内
これも同じく南禅寺。三門前の紅葉で、これも黄味混じりだが、更にそれが強く、始まって程ない観があった。内外の観光客が多い


京都・南禅寺塔頭「天授庵」の紅葉
これも南禅寺で、表題画像と同一の楓。個人的な観察では、南禅寺山内で最も早く色づく樹であった。こうしてみると、各所華やかに色づいてはいるが、ここ京都市街東部では、まだ色づきの初期といえようか


無着色の棕櫚縄で製作した、室内用の関守石

錦秋の催事に備え

さて、紅葉とは別に、昨夜製した関守石(せきもりいし)も記念撮影。明日からの催事で使うもので、室内用に材料を工夫して作ってみた。

なお、関守石とは庭園の小径や建屋口等に置く通行停止の標石である。石は近所の山で借りてきた白川石。一応、天下の銘石とされるもの。

石の個性に合わせ棕櫚縄の掛け方を変えたので、完成品自体にも強い個性が出た。恰も、女雛と男雛、右大臣と左大臣のような風情である。

前の玉杯は、これらの石と山中で特別な出会いを果たしたので、水を献じたため。明日からの催事が上手くいきますように、との想いも。

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