2024年12月14日

大雪北陸行(其一)

湖西線車窓かみた、紅葉残る麓近くまで雪が降り積もる比良山脈裾野

昨年よりの計画、漸く

今日、京都市街では朝から冷たい雨が降る。

今季初の最高気温10度切りの予報だったので、初雪を期待したが、湿度の所為か、そうとはならなかった。

ただ、午前に乗った列車車窓からは、写真のように麓近くまで雪が降り積もる様が見られた。場所は隣県滋賀西部の比良山脈裾野。天気が悪く空も暗いが、まだ残る紅葉の美麗さとの対比が美しい。


気比神宮の大鳥居と華人観光客
氣比神宮大鳥居と華人観光客

列車に乗ったのは親類がいる福井に行くため。高齢の伯母の機嫌伺いをせんと昨年から図っていたが果たせず、漸く行くことが叶ったからである。

先ずは福井の玄関都市・敦賀まで行くも乗換待ちが長かったため切符の特約を利用して途中下車し、有名な氣比宮(けひぐう)に参ることとした。

なお、表題の「大雪」は二十四節気によるこの時期の節気名で、「たいせつ」と読む。


氣比神宮本殿
氣比神宮本殿。敦賀も時折冷たい雨が降る気候だったので、人は少なめだったが、何故か華人(台湾人?)観光客が多かった。団体旅行客か。溢れるインバウンド客から逃れてきたのに、少々複雑な気分に


活気残る敦賀の駅前商店街と路上駐車場
空襲で一度壊滅した氣比宮に見どころが少なかったこともあり、時間的余裕を得て、少し遠回りして商店街沿いに駅に戻った。原発の恩恵か、裏日本の地方都市としては、シャッター店が少なく、活気があったが、大通りの両端が駐車場化していることが気になった


晴れ空に薄雪をまとう日野山
敦賀発・福井行の列車に乗り、長大な隧道と山岳を抜けて同県嶺北地方に出ると、意外にも青空が現れた。車窓に現れた日野山(ひのさん。標高794m)の姿もこの通りで、今日は南方の滋賀や近畿の方が寒冷に思われた


福井・敦賀間を走る北陸新幹線車輛
今回は距離や効率の関係で乗らなかったが、今年開業したばかりの福井・敦賀間の北陸新幹線も見ることが出来た。そして、福井に到着後は私鉄線に乗り換え、日があるうちに無事親類宅に到着することができたのである

posted by 藤氏 晴嵐 (Seiran Touji) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 紀行